蜂谷涼
人物
編集北海道小樽潮陵高等学校、小樽商科大学短期大学部を卒業。当初は脚本家を志し、シナリオ作家協会主催シナリオ講座研修科を修了。上京してコピーライターを経験する。1990年、「銀の針」で第11回読売ヒューマン・ドキュメンタリー大賞カネボウスペシャル佳作となり、作家デビュー[1]。
1994年に「分別回収」で第79回文學界新人賞、1997年に「煌浪の岸」で第3回小説新潮長編小説新人賞共に最終候補となった。1997年小樽に帰郷。2006年に出版された「てけれっつのぱ」(柏艪舎)は2008年に劇団文化座で舞台化され、同年文化庁芸術祭大賞を受賞した。それ以降は主に時代小説を中心に執筆している。
2008年には「小樽ふれあい大使」に任命された[2]。
2011年1月15日~3月27日、小樽文学館にて企画展「蜂谷涼展―明治小樽女性気質」が開催された。2014年10月より北海道文化放送番組審議会委員。
北海道を中心に作家だけでなく、テレビ・ラジオでも活躍している。
作品リスト
編集- 『煌浪の岸』(1998年/読売新聞社)
- 『海明け』(2001年/講談社)
- 『ちぎり屋』(2002年/読売新聞社)
- 『煙波』(2003年/講談社)
- 『蛍火』(2004年/講談社)のち文春文庫
- 『小樽ビヤホール』(2004年/講談社文庫)
- 『雪えくぼ』(2006年/新潮社)のち文庫
- 『てけれっつのぱ』(2006年/柏艪舎)
- 『へび女房』(2007年/文藝春秋)のち文庫
- 『舞灯籠 京都上七軒幕末手控え』(2010年/新潮社)
- 『夢の浮橋』(2011年/文藝春秋)
- 『おネエさまの秘め事』(2011年/柏艪舎)
- 『はだか嫁』(2012年/文春文庫)
- 『月影の道―小説・新島八重』(2012年/文春文庫)
- 『修羅ゆく舟』(2012年/新潮社)
- 『落ちてぞ滾つ』(2013年/柏艪舎)
- 『いとど遙けし』(2015年/柏艪舎)
出演番組
編集脚注
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 新潮社(蜂谷涼)
- web本の雑誌「作家の読書道」(第110回・蜂谷涼)
- Artist In Otaru(蜂谷涼)
- 柏艪舎「てけれっつのぱ」
- 第128回直木賞大衆選考会・推薦候補作家 - ウェイバックマシン(2003年2月20日アーカイブ分)