虚空(こくう)または空虚(くうきょ)は、漢字文化圏における小数の単位(命数)の一つである。
虚空以降の小数の命数は書物によって異同があり、空虚としているものもあれば、虚・空という2つの位としているものもある。上の位は六徳、下の位は清浄(「清」「浄」の2つの位に分けている場合は「清」)である。
虚空が差し示す位は 10-20(1垓分の1)である。虚・空の2つに分けている場合は、虚が 10-20、空が 10-21 となる。
朱世傑『算学啓蒙』(値が異なり、また「虚」と「空」に分ける)や程大位『算法統宗』に見えるが、現実には使われない。