藤實久美子

日本の歴史学者

藤實 久美子(ふじざね くみこ、1964年 - )は、日本歴史学者。専門は日本近世史国文学研究資料館研究部教授、総合研究大学院大学先端学術院教授。日本出版学会賞受賞。

略歴

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1987年学習院大学文学部史学科卒、1991年同大学院人文科学研究科史学専攻博士前期課程修了、1994年同博士課程単位取得満期退学、学習院女子短期大学非常勤講師、1997年学習院大学非常勤講師。2000年日本出版学会賞受賞。国文学研究資料館COE非常勤研究員(講師)、東京大学史料編纂所非常勤講師、学習院大学史料館助手等を経て、2004年学習院大学博士(史学) 。2008年ノートルダム清心女子大学文学部現代社会学科准教授。2010年文部科学省教科用図書検定調査審議会専門委員。2011年岡山県立博物館協議会委員。2015年ノートルダム清心女子大学文学部現代社会学科教授、岡山市文化財保護審議会委員。2016年岡山県教育委員会指定管理者候補選定委員会委員。2018年岡山史料ネット副代表。2019年国文学研究資料館研究部教授。2020年総合研究大学院大学文化科学研究科日本文学研究専攻長・教授、南島原市有馬キリシタン遺産記念館資料収集検討委員会委員[1]

大学時代から都内をはじめとする諸文庫大学図書館公文書館などで武鑑(武鑑は江戸時代に民間書肆から出版された諸大名家の名鑑)の実物調査を行い、武鑑を通じた近世の出版文化史、書籍資料論、書籍文化論を展開している。

著書

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編著

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  • 江戸幕府役職武鑑編年集成 全36巻 深井雅海共編 東洋書林 1996-2000
  • 江戸幕府大名武鑑編年集成 全18巻 深井雅海共編 東洋書林
  • 近世公家名鑑編年集成 深井雅海共編 柊風舎 2009-

脚注

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