蓬萊団地
(蓬莱ニュータウンから転送)
概要
編集主に蓬萊町を中心として、田沢、桜台、光が丘に広がる高度経済成長期以降に整備された団地群のことをいう。蓬萊地区[1]とも呼ばれる。蓬萊団地の開発初期に県住宅供給公社がつけた蓬萊ニュータウンという呼称はあまり普及していない。
高度成長期に発展したニュータウンの事例にもれず、近年では少子高齢化による過疎化、空洞化が深刻な問題となっている。大部分が住宅地であり、公営団地1600戸と合わせ閑静な住宅街を形成している。北部には農地や山林が立地し、南部には誘致された企業の工場や福島県立医科大学が置かれている。
後に周辺の隣接する地域に桜台、あさひ台、南福島ニュータウンといった住宅地が整備された。他に近隣にあるものではより南に位置する美郷ガーデンシティ(松川町美郷)、北に位置する南向台がある。
歴史
編集蓬萊町
編集福島市街地から南に7kmほど離れた緑豊かな山間に位置する。一丁目から八丁目まである。郵便番号は960-8157。町の整備前は福島市の田沢・清水町・松川町浅川の各一部に属していた。町の名称は、東側を流れる阿武隈川の川辺にある蓬萊岩に由来する。主な道路として、市道南町浅川線が町の南北に走る。町の西側にあるムネカタ株式会社は蓬萊団地の開発前から置かれている。
- 発足年: 1972年(昭和47年)
- 位置: 北緯37度41分52.49秒 東経140度28分20.46秒 / 北緯37.6979139度 東経140.4723500度
- 世帯数: 4,059世帯(2012年11月30日現在)[2]
- 人口: 10,047人(2012年11月30日現在)[2]
施設
編集交通
編集福島市街地からは国道4号福島南バイパス、もしくは旧国道4号を南進し、伏拝交差点から市道を南東へ進むルートが一般的である。この地点は福島県内でも有数の交通量を誇る。福島駅東口発の路線バスも周辺に比べると比較的本数が多く設定されている。地内を走る路線バスの蓬萊団地線・桜台経由医大線では夜間19時以降に限りバス停以外での自由乗降が可能になる。
参考文献
編集- 『角川日本地名大辞典 7 福島県』 角川書店
関連項目
編集註
編集- ^ 福島市の行政区域(支所所管区域)では、蓬萊支所の管轄地域は蓬萊町・清水町・田沢となっており、必ずしも蓬萊団地が地区全体を指すとは限らない。光が丘は松川支所の管轄地域である。
- ^ a b “統計情報 住民基本台帳人口(平成24年11月)”. 福島市. 2012年12月24日閲覧。