萩中
萩中 (はぎなか)は、東京都大田区の町名。住居表示実施済み。現行行政地名は萩中一丁目から萩中三丁目。
萩中 | |
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町丁 | |
北緯35度33分04秒 東経139度43分58秒 / 北緯35.551117度 東経139.732644度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 東京 |
特別区 | 大田区 |
地域 | 蒲田地域 |
人口情報(2023年(令和5年)1月1日現在[1]) | |
人口 | 11,431 人 |
世帯数 | 6,396 世帯 |
面積([2]) | |
0.519574862 km² | |
人口密度 | 22000.68 人/km² |
設置日 | 1964年(昭和39年) |
郵便番号 | 144-0047[3] |
市外局番 | 03(東京MA)[4] |
ナンバープレート | 品川 |
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地理
編集大田区の南東部に位置し、蒲田地域に属する。多摩川の河口から近く、東京都道311号環状八号線(環八通り)の南側に位置する。東で産業道路を境に羽田と、南で弁天橋通りを境に本羽田と、西で南六郷・東六郷と、北で西糀谷・東糀谷・南蒲田と隣接する。地内には、糀谷商店街と萩中商店街との交点と、京浜急行電鉄大鳥居駅周辺の二つの商業的拠点がある。最西部の一丁目から最東部の三丁目に至る東西に細長い形をしており、中央を東西に萩中通り(萩中商店街)が貫いている。一丁目、二丁目は北接する西糀谷から伸びる糀谷商店街と萩中商店街とが交差しており、商業地を形成している。三丁目は西糀谷の大鳥居駅を中心に商店が見られるほか、萩中公園が大きな面積を占めている。
地価
編集住宅地の地価は、2024年(令和6年)7月1日の地価調査によれば、萩中2-11-11の地点で46万9000円/m2となっている[5]。
歴史
編集1693年(元禄6年)頃、羽田村(現・本羽田周辺)より分村されて荏原郡萩中村が成立、当初天領で伊奈氏に支配され、1792年(寛政4年)の伊奈氏改易後は大貫次右衛門光豊支配となった[6]。村内には六郷用水が流れ、水田として利用されていた。
1889年(明治22年)5月1日、町村制の施行に伴い、東京府荏原郡麹谷村・萩中村・鈴木新田・羽田猟師町・羽田村の全域が合併し、東京府荏原郡羽田村が発足。現・萩中にあたる地域は、東京府荏原郡羽田村大字萩中となる。この頃の小字に宮下耕地・宮前耕地・天当耕地・南耕地・中耕地・北耕地・大道下・江川などがあった[6]。
1907年(明治40年)10月4日、羽田村が町制施行して東京府荏原郡羽田町大字萩中となる。
1932年(昭和7年)10月1日、荏原郡全域が東京市に編入。東京府東京市蒲田区萩中町と改称された[6]。
本町は都の隅に在り、多摩川口の左岸に位し、東は東京灣に面してゐる。 穴守稻荷の存在に依つて古くから知られた漁村であるが最近東洋一の飛行場の設置に依つて共の名は世界的となつた。小田原北條氏の時代には羽田浦又は扇ケ浦と稱し家人行方彈正の所領となり、德川氏入國後は其の直領として代官を置かれた。元祿六年羽田村から羽田獵師町を分ち、同年更に羽田村から萩中村が分村し、文化十二年羽田獵師町から鈴木新田を分つた。天保十四年に幕府は海外の事情(阿片戰爭)に鑑み此地に奉行を置き老中眞田幸貫をして羽田奉行に任じ砲臺を築かしめた。明治元年品川縣に屬し、同年東京府の管下に入り明治二十二年に羽田、羽田獵師町、鈴木新田、糀谷、下袋、濱竹、萩中を合併して羽田村を編成したが同四十年十月町となった。漁業を以て生業としてゐる。本町は蒲田より分岐して居る京濱電車と京濱バスを唯一の交通機関として居る。 敎育施設としては本町は面積廣き爲め、尋常高等小學校二、尋常小學校二を有する。逐年兒童が増加する結果全校二部敎授を施工するの止むなき狀態である。 其他實業補習學校二、靑年訓練所二、尋常夜學校一がある。尚東京府立工藝學校の實習所が設置されてゐる。 町内の社會事業としては方面委員制度の外見るべきものなく、町營以外では府立勞働紹介所出張所が町役場内に設置されてゐる外私設の羽田保育會託兒所がある。
町内の神社佛閣を通じて著名なものは穴守神社だけである。 — 昭和7年刊『市域拡張記念 大東京概観 第六節 蒲田區 羽田町』より
1943年(昭和18年)7月1日 、東京都制により東京府と統合されて東京市は廃止。東京都蒲田区萩中町となる。
世帯数と人口
編集2023年(令和5年)1月1日現在(東京都発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
萩中一丁目 | 2,288世帯 | 4,214人 |
萩中二丁目 | 1,795世帯 | 3,374人 |
萩中三丁目 | 2,313世帯 | 3,843人 |
計 | 6,396世帯 | 11,431人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[7] | 11,010
|
2000年(平成12年)[8] | 10,453
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2005年(平成17年)[9] | 9,671
|
2010年(平成22年)[10] | 11,513
|
2015年(平成27年)[11] | 11,618
|
2020年(令和2年)[12] | 12,110
|
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[7] | 4,408
|
2000年(平成12年)[8] | 4,494
|
2005年(平成17年)[9] | 4,495
|
2010年(平成22年)[10] | 5,582
|
2015年(平成27年)[11] | 5,989
|
2020年(令和2年)[12] | 6,587
|
学区
編集区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年3月時点)[13][14]。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
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萩中一丁目 | 1〜3番 11〜14番 |
大田区立出雲小学校 | 大田区立南六郷中学校 |
4番、10番 | 大田区立出雲中学校 | ||
5〜9番 | 大田区立中萩中小学校 | ||
萩中二丁目 | 全域 | ||
萩中三丁目 | 3〜12番 16〜26番 |
大田区立萩中小学校 | |
1〜2番 13〜15番 27〜30番 |
大田区立都南小学校 |
事業所
編集2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[15]。
丁目 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
萩中一丁目 | 123事業所 | 694人 |
萩中二丁目 | 159事業所 | 1,476人 |
萩中三丁目 | 123事業所 | 1,065人 |
計 | 405事業所 | 3,235人 |
事業者数の変遷
編集経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[16] | 405
|
2021年(令和3年)[15] | 405
|
従業員数の変遷
編集経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[16] | 2,924
|
2021年(令和3年)[15] | 3,235
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交通
編集鉄道
編集一・二丁目は京急空港線糀谷駅が、三丁目は大鳥居駅が最寄駅となる。両駅はともに西糀谷に所在する。
道路
編集- 東京都道311号環状八号線
- 産業道路
- 萩中通り
施設
編集出身著名人
編集その他
編集日本郵便
編集脚注
編集- ^ a b “住民基本台帳による東京都の世帯と人口(町丁別・年齢別) 令和5年1月” (CSV). 東京都 (2023年4月6日). 2023年12月17日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ “『国勢調査町丁・字等別境界データセット』(CODH作成)”. CODH. 2023年12月16日閲覧。(CC-BY-4.0)
- ^ a b “萩中の郵便番号”. 日本郵便. 2023年11月17日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ “国土交通省 不動産情報ライブラリ”. 国土交通省. 2024年9月20日閲覧。
- ^ a b c 東京市企画局都市計画課『東京市町名沿革史(下巻)』、東京市、1938年8月、P298。
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
- ^ “区立小学校通学区域一覧” (XLSX). 大田区 (2023年3月30日). 2023年12月16日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ “区立中学校通学区域一覧” (XLSX). 大田区 (2023年3月30日). 2023年12月16日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ a b c “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ “萩中公園プール”. 株式会社協栄. 2022年12月17日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2022年度版” (PDF). 日本郵便. 2023年10月28日閲覧。