華麗なる出会い

バート・ヤンシュのアルバム

華麗なる出会い[注釈 1]』(原題:Bert and John)は、後にペンタングルを結成するイギリスフォーク・ミュージシャン、バート・ヤンシュジョン・レンボーンが連名で1966年に発表したスタジオ・アルバム

『華麗なる出会い』
バート・ヤンシュ&ジョン・レンボーンスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル フォーク
時間
レーベル トランスアトランティック・レコード英語版
プロデュース ビル・リーダー
専門評論家によるレビュー
バート・ヤンシュ アルバム 年表
自画像
(1966年)
華麗なる出会い
(1966年)
ニコラ
(1967年)
ジョン・レンボーン 年表
ジョン・レンボーン
(1965年)
華麗なる出会い
(1966年)
アナザー・マンデイ
(1967年)
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解説

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両名が当時共同生活していた、クリックルウッド英語版のフラットで録音された[1]。後にヤンシュは、当時のレンボーンとのコンビネーションに関して「私の演奏は生々しくリズミックで、ジョンの演奏はよりメロディックかつ軽快だった」と語っている[2]。「グッドバイ・ポーク・パイ・ハット」は、チャールズ・ミンガスが1959年に初演した曲のカヴァーである。

Dean McFarlaneはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「このデュオは、素朴なセッティングで共に美しい演奏をしている」と評している[3]。また、白石和良は本作の音楽性に関して「二人の個々のソロ作よりもジャジーな傾向が強く、自作インストからミンガスの作品まで二本のフォーク・ギターが目一杯クールに決めている」と評している[4]

後にヴァンガード・レコードから発売されたLP『Stepping Stones』(VSD-6506)は、本作からの全12曲と、ヤンシュのオリジナル曲「My Lover」、「It Don't Bother Me」を含む14曲入りとなっている[5]

収録曲

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特記なき楽曲はバート・ヤンシュとジョン・レンボーンの共作。

  1. イースト・ウインド - "East Wind" - 1:27
  2. ピアノ・チューン - "Piano Tune" - 1:41
  3. グッドバイ・ポーク・パイ・ハット - "Goodbye Pork Pie Hat" (Charles Mingus) - 3:54
  4. ソーホー - "Soho" (Bert Jansch) - 3:02
  5. ティック・トカティヴ - "Tic-Tocative" - 1:58
  6. オーランド - "Orlando" - 1:42
  7. レッズ・フェイヴァリット - "Red's Favourite" - 1:36
  8. ノー・イグジット - "No Exit" - 1:27
  9. アロング・ザ・ウェイ - "Along the Way" (John Renbourn) - 2:04
  10. ザ・タイム・ハズ・カム - "The Time Has Come" (Anne Briggs) - 2:56
  11. ステッピング・ストーン - "Stepping Stones" - 2:45
  12. アフター・ザ・ダンス - "After the Dance" - 2:24

参加ミュージシャン

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脚注

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注釈

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  1. ^ 日本盤LP (1973年/IRP-80943、1982年/YZ-160-LA)および2005年再発CD (WAS-1050)の帯に準拠。1980年再発LP (YS-7017-LA)では、原題のカタカナ表記『バート・アンド・ジョン』が使用された。

出典

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  1. ^ Sir John Alot”. Record Collector Magazine. Diamond Publishing. 2019年8月19日閲覧。
  2. ^ Bert Jansch: "I didn't think in terms of career… I never have"”. Uncut. Time Inc. (UK). 2019年8月19日閲覧。
  3. ^ McFarlane, Dean. “Bert & John - Bert Jansch, John Renbourn”. AllMusic. 2019年8月19日閲覧。
  4. ^ 『ブリティッシュ・フォーク&トラッド・ロック 増補改訂版』ストレンジ・デイズ(原著2008年6月30日)、51頁。ISBN 978-4-902342-19-2 
  5. ^ Bert Jansch & John Renbourn - Stepping Stones (Vinyl, LP, Album, Reissue, Stereo) | Discogs

外部リンク

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