菊練り(きくねり)は、陶芸や蕎麦打ちの際に、材料を練る方法の一つ。
粘土の中に含まれる空気を抜くために行う土練りのこと。
3kg~5kgくらいの粘土を俵状にして、片方の手で押し、片方の手で捻りながら回転させる。左回転と右回転とがある。
練っているときに粘土に菊の花びらのような紋様が浮かび上がることから菊練りと呼ばれる。 「ねじもみ」「菊もみ」ともいう。
木鉢で粉と水をまとめた後、片手でひねりながら、もう片方の手で押えていく。
- 「陶芸入門」江口滉著 文研出版 1973年10月発行
- 「原色陶器大辞典」加藤唐九郎著 淡交社 1972年発行
- 「陶芸教室」 丸田憲良著 保育社 1995年5月発行