菊地吏玖
菊地 吏玖(きくち りく、2000年6月13日 - )は、北海道苫小牧市出身のプロ野球選手(投手)。右投左打。千葉ロッテマリーンズ所属。
千葉ロッテマリーンズ #28 | |
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2023年9月 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 北海道苫小牧市 |
生年月日 | 2000年6月13日(24歳) |
身長 体重 |
183 cm 93 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2022年 ドラフト1位 |
初出場 | 2023年8月11日 |
年俸 | 2000万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
編集苫小牧市立拓勇小学校で2年生の時に拓勇ファイターズで野球を始め、投手を中心に内野、外野、捕手も務めた。
苫小牧市立青翔中学校在学時は、硬式野球のクラブチームである苫小牧中央ポニーでプレーし、3年夏には2015年ジャイアンツカップに出場した。
札幌大谷高等学校に進学し、1年春からエースを務めたが、同年夏から2年春まで右肩の炎症のため登板できず、その間は野手としてプレーした[2]。
その後復帰し、3年夏は南北海道大会1回戦で札幌光星を相手に9回162球を投げ抜くも9失点し、敗れた[2]。3年間で甲子園大会出場はなし。
専修大学経営学部経営学科に進学し、2年秋からリーグ戦に登板。4年春のリーグ戦では最優秀防御率と、ベストナインを受賞した[3]。また、ハーレムベースボールウィークの日本代表に選出された[4]。
2022年9月9日にプロ志望届を提出[5]。10月20日に行われたドラフト会議では、荘司康誠を抽選で外した千葉ロッテマリーンズから1位指名を受け、11月26日に契約金1億円、年俸1600万円(金額は推定)で契約合意した[6]。背番号は28。
ロッテ時代
編集2023年は、開幕二軍を迎え、先発調整を続けていたが、4月25日に左内腹斜筋損傷と診断され出遅れる[7][8]。その後、リハビリを経て一軍い昇格し、8月11日の埼玉西武ライオンズ戦(ZOZOマリン)でプロ初登板初先発を迎えるが、4回7安打4失点(自責1)で敗戦投手となり、一軍はこの1試合の出場のみだった[9]。10月に開催されたみやざきフェニックス・リーグでは中継ぎとして登板を重ねた[8]。その後、台湾で開催されたアジアウインターベースボールリーグにも参加し、9試合に登板して防御率0.00、4ホールドという好成績を残した[10]。
2024年4月25日、千葉ロッテマリーンズが苫小牧市とスポンサー契約の締結に伴い「苫小牧市ふるさと大使」に就任した[11]。
選手としての特徴
編集最速152km/hのストレート[12]にツーシーム・スライダー・カーブ・フォークと多彩な球種を織り交ぜる[13]。
先発もリリーフもこなせるのが特徴[12]。先発時はペース配分をしながらの投球が目立つが[14]、本人はピンチでギアを上げられることを自身の長所として挙げている[13]。
詳細情報
編集年度別投手成績
編集年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2023 | ロッテ | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 22 | 4.0 | 7 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 | 1 | 2.25 | 2.50 |
通算:1年 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 22 | 4.0 | 7 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 | 1 | 2.25 | 2.50 |
- 2023年度シーズン終了時
年度別守備成績
編集年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2023 | ロッテ | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
通算 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2023年度シーズン終了時
記録
編集- 初記録
- 投手記録
- 初登板・初先発登板:2023年8月11日、対埼玉西武ライオンズ15回戦(ZOZOマリンスタジアム)、4回4失点(自責点1)で敗戦投手
- 初奪三振:2024年5月6日、対埼玉西武ライオンズ5回戦(ZOZOマリンスタジアム)、9回表に渡部健人から見逃し三振
- 初ホールド:2024年8月7日、対福岡ソフトバンクホークス17回戦(ZOZOマリンスタジアム)、7回表に3番手で救援登板、1回無失点[15]
- 初セーブ:2024年9月11日、対オリックス・バファローズ24回戦(京セラドーム大阪)、7回裏に2番手で救援登板・完了、3回無失点[16]
- 初勝利:2024年9月30日、対東北楽天ゴールデンイーグルス24回戦(楽天モバイルパーク宮城)、8回裏に4番手で救援登板、1回1失点
背番号
編集- 28(2023年 - )
代表歴
編集脚注
編集- ^ “ロッテ - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2024年11月20日閲覧。
- ^ a b “北海道)北大会初出場の紋別が初勝利 高校野球:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2018年7月16日). 2022年10月16日閲覧。
- ^ “菊地吏玖 | 専大 | 選手”. 週刊ベースボールONLINE. 2022年10月16日閲覧。
- ^ NPBエンタープライズ. “侍ジャパン 大学”. 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト. 2022年10月16日閲覧。
- ^ “専大の菊地吏玖らがプロ志望届”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2022年10月16日閲覧。
- ^ “【ロッテ】ドラ1菊地吏玖のナゾ抱負「パイの実をゼロから深掘る」チェック済み新商品の味も宣伝”. 日刊スポーツ. (2022年11月26日) 2023年10月17日閲覧。
- ^ “【ロッテ】菊地吏玖が左内腹斜筋損傷の診断 2軍戦で違和感、復帰まで6~8週間程度の見込み”. 日刊スポーツ (2023年4月25日). 2024年11月14日閲覧。
- ^ a b “【ロッテ】菊地吏玖は現状維持1600万円「僕が投げて、上田が打って」ドラ1組での共闘心待ち”. 日刊スポーツ (2023年11月18日). 2024年11月14日閲覧。
- ^ “【ロッテ】菊地吏玖、プロ初登板初先発初黒星も「1軍で投げられずに引退する選手もいる」”. 日刊スポーツ (2023年8月11日). 2024年11月14日閲覧。
- ^ “今季わずか1登板も…ドラ1が異国で見せた意地 防御率0.00、覚醒気配漂う“ホールド王””. Full-Count (2023年12月18日). 2024年11月14日閲覧。
- ^ “ロッテ公式戦で苫小牧市がスポンサーに 市出身の菊地投手在籍、マチをPR:北海道新聞デジタル”. 北海道新聞デジタル. 2024年4月26日閲覧。
- ^ a b “【ドラフト会議】ロッテが専大・菊地吏を1位指名 先発&救援こなせる最速152キロ右腕”. Sponichi Annex (2022年10月20日). 2023年2月8日閲覧。
- ^ a b “専修大・ 菊地吏玖 対戦相手は先にプロへ、自信を胸にめざす東都2部からのドラフト”. 4years. (2022年8月1日). 2023年2月8日閲覧。
- ^ “【野球部】夢見た舞台へ 菊地吏玖【2022プロ野球ドラフト候補】”. 専大スポーツ (2022年10月16日). 2023年2月8日閲覧。
- ^ 「【ロッテ】菊地吏玖、プロ初ホールド「ドラ1でこれからの選手。期待に応えるいい投球」吉井監督」『日刊スポーツ』2024年8月7日。2024年8月7日閲覧。
- ^ 「ロッテ・菊地吏玖、3回ピシャリと抑えてプロ初セーブ「九回1イニング行かせてもらえる投手を目指したい」」『サンスポ』2024年9月11日。2024年9月11日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 個人年度別成績 菊地吏玖 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 28 菊地 吏玖 選手名鑑 - 千葉ロッテマリーンズオフィシャルサイト
- 菊地吏玖 (@riku_kikuchi_613) - Instagram
- 菊地吏玖 (@kikuri3160) - X(旧Twitter)