莫離支(マンニジ、朝鮮語: 막리지)は、高句麗の最高執政官の官職[1]。
末松保和は、高句麗の最高執政官「莫離支」を、新羅における王を称する「麻立干」の原語とみなし、「莫離」「麻立」ともに「マカリ」と読み、『釈日本紀』にある「上臣(マカリダロ)」や「正夫人(マカリヲリクク)」の古訓を採用して、「マカリ」には上・大・正などの意味とする[1]。