荒川橋 (村上市)
新潟県村上市にある国道7号の橋
荒川橋(あらかわばし)は、新潟県村上市佐々木 - 平林の荒川に架かる国道7号の橋長461.2 m(メートル)の桁橋。
荒川橋 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 新潟県村上市佐々木 - 平林 |
交差物件 | 荒川 |
用途 | 道路橋 |
路線名 | 国道7号 |
管理者 | 国土交通省北陸地方整備局羽越河川国道事務所 |
施工者 | 駒井鉄工・東京鐵骨橋梁製作所・日本鋼管・宮地鐵工所 |
竣工 | 1889年度(平成元年度) |
開通 | 1990年(平成2年度)10月16日 |
座標 | 北緯38度8分3.7秒 東経139度27分26.7秒 / 北緯38.134361度 東経139.457417度 |
構造諸元 | |
形式 | 連続箱桁橋 |
材料 | 鋼 |
全長 | 461.200 m |
幅 | 12.150 m |
最大支間長 | 66.300 m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
概要
編集現橋
- 形式 - 鋼4径間および3径間非合成連続箱桁橋
- 橋格 - 1等橋 (TL-20)
- 道路規格 - 第1種第3級
- 橋長 - 461.200 m
- 支間割 - (64.810 m+66.300 m+66.300 m+65.750 m) + (65.750 m+66.300 m+63.890 m)
- 幅員
- 総幅員 - 12.150 m
- 有効幅員 - 11.250 m
- 車道 - 8.750 m
- 歩道 - 2.500 m
- 床版 - 鉄筋コンクリート
- 総鋼重 - 1 920.601 t
- 施工 - 駒井鉄工[注釈 1]・東京鐵骨橋梁製作所[注釈 2]・日本鋼管[注釈 3]・宮地鐵工所[注釈 4]
- 架設工法 - トラッククレーンベント工法(A1 - P3・P5 - A2)・手延べ送出し工法(P3 - P5)
- 竣工 - 1889年度(平成元年度)
- 開通 - 1990年(平成2年)10月16日
高水敷の架設はベント工法により、中央の低水敷部は送出し工法によって架設した。送出し工法による架設部は3径間と4径間連続箱桁に跨るため架設時は連結して送出しを行い、完了後に切断した[4]。
旧橋
- 形式 - PC単純桁橋12連
- 橋長 - 436.8 m
- 径間割 - 12×35.6 m
- 幅員 - 8.0 m
- 基礎 - 重力式井筒基礎
- 施工 - オリエンタルコンクリート[注釈 5]
歴史
編集1921年(大正10年)に橋長345.9 m、幅員4.6 mの土橋が架橋され[8]、1932年(昭和7年)に延長111.9 mがトラス橋に架け替えられた [9]。
1960年(昭和35年)にコンクリート橋の荒川橋が架設されたが水害の被害を多く受けて補強工事を要した。しかし、1967年(昭和42年)の羽越水害以後、荒川の計画高水流量が改訂され、河川管理施設構造令の機銃に満たなくなったため、架替事業として1983年(昭和58年)4月1日に一般国道7号荒川橋梁架替事業(佐々木 - 平林)延長1.6 km(キロメートル)が着手され、1990年(平成2年)10月16日に供用された[7][4][2]。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “橋梁年鑑 平成3年版” (PDF). 日本橋梁建設協会. pp. 63, 188, 189. 2021年5月19日閲覧。
- ^ a b “暴れ川荒川 災害復興年表”. 国土交通省北陸地方整備局羽越河川国道事務所. 2021年5月19日閲覧。
- ^ “橋梁個別施設計画” (PDF). 国土交通省北陸地方整備局 (2017年4月). 2021年5月19日閲覧。
- ^ a b c 上田龍一、木村正「荒川橋(3径間および4径間連続箱桁)の架設」(PDF)『駒井技報』第9号、駒井鉄工、1990年、31–42、2021年5月19日閲覧。
- ^ 「最近完成した橋」(PDF)『虹橋』第44号、日本橋梁建設協会、1991年1月、6頁、2021年5月19日閲覧。
- ^ 『新潟国道三十年史』540頁。
- ^ a b “荒川橋1960-12”. 土木学会附属土木図書館. 橋梁史年表. 土木学会. 2021年5月19日閲覧。
- ^ “荒川橋1921”. 土木学会附属土木図書館. 橋梁史年表. 土木学会. 2021年5月19日閲覧。
- ^ “荒川橋1932”. 土木学会附属土木図書館. 橋梁史年表. 土木学会. 2021年5月19日閲覧。
- ^ 『新潟国道三十年史』536頁。
参考文献
編集外部リンク
編集- 国土交通省北陸地方整備局羽越河川国道事務所 - 橋梁管理者