茨城県道130号常総取手線
茨城県道130号常総取手線(いばらきけんどう130ごう じょうそうとりでせん)は、茨城県常総市からつくばみらい市を経由し取手市に至る一般県道である。
一般県道 | |
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茨城県道130号常総取手線 | |
総延長 | 16.335 km |
実延長 | 12.223 km |
制定年 | 1975年5月29日 |
起点 | 茨城県常総市 |
終点 | 茨城県取手市 |
接続する 主な道路 (記法) |
国道354号 国道294号 |
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概要
編集常総市水海道諏訪町より東方向へ向かい、つくばみらい市を経て取手市白山の国道294号・白山8丁目交差点へ至る路線。大部分の区間は、小貝川と平行してつくばみらい市を南北に縦断する。起点・水海道諏訪町より国道294号常総バイパスまで常総市内の約1.1キロメートル (km) 区間は国道354号と重複する他、つくばみらい市南部で茨城県道19号取手つくば線との重複となる。
路線データ
編集歴史
編集1975年(昭和50年)5月29日、前身にあたる県道酒詰水海道線(整理番号153)、旧・寺原停車場線(整理番号347)が廃止され[5]、これに代わる県道路線として起点を水海道市諏訪町、終点を取手市大字井野(現在の白山8丁目)とする県道水海道取手線が認定された[3]。1995年(平成7年)に茨城県道の路線の再編が行われ、整理番号130へ変更となる。起点側の自治体の合併(いわゆる平成の大合併)に伴い、水海道市が常総市と改称されていたことから、2006年(平成18年)に現在の路線名である県道常総取手線に改称されている。
年表
編集- 1965年(昭和40年)2月12日:県道路線の変更により、前身路線の、酒詰水海道線(北相馬郡藤代町大字酒詰 1級国道6号線分岐 - 水海道市諏訪町)が路線認定される[6]。
- 1975年(昭和50年)5月29日
- 1988年(昭和63年)1月27日:小貝川に架かる大和橋の拡幅架け替え工事が完了し開通する[7]。
- 1990年(平成2年)5月7日:水海道市新井木町 - 筑波郡谷和原村大字樛木の旧大和橋を通る旧道(1.084 km)が指定解除され村道へ降格する[8]。
- 1995年(平成7年)3月30日:整理番号153から現在の番号(整理番号130)に変更される[9]。
- 2006年(平成18年)4月1日:路線名称を現在の常総取手線へ改称[10]。
- 2006年(平成18年)4月6日:つくばみらい市箕輪 - 同市古川の区間を、通行する車両の高さの最高限度4.1 mの道路に指定[11]。
- 2016年(平成28年)4月4日:国道294号4車線化事業の一環で、終点の取付道路を取手二中入口交差点とする新道が開通[12]。
- 2017年(平成29年)3月9日:取手市寺田 - 同市白山八丁目の国道294号交点(終点)付近の旧道が県道指定を解除され、終点が取手二中入口交差点(取手市寺田)になる[2]。
- 2020年(令和2年)4月1日:常総市新井木町字六軒187番2地先(新井木交差点) - つくばみらい市箕輪(大和橋南詰)を、通行する車両の高さの最高限度が4.1メートルの道路に指定[13]。
- 2022年(令和4年)
路線状況
編集つくばみらい市豊体地内で常総取手線と野田牛久線が交差する豊体交差点は、クランク状の変則的な交差点であったため慢性的な交通渋滞をきたしていたが、2014年(平成26年)につくばみらい市合併特例債を活用した豊体交差点を含む道路改良事業によって開通したつくばみらい市道(通称豊体バイパス:延長800 m)により、変則交差点が解消された[16][17]。また、2016年(平成28年)に終点である国道294号と取り付く交差点の改良が行われるなど、渋滞緩和に向けた道路改良事業が行われている[12]。
道路法の規定に基づき、常総市新井木(新井木交差点) - つくばみらい市谷井田(主要地方道取手つくば線交差)間および、取手市山王(主要地方道取手つくば線交差) - 同市白山(白山8丁目交差点)間は、緊急輸送道路として機能を維持するため、災害発生時の被害拡大防止を目的に道路用地内に電柱を建てることが制限されている[18]。
重複区間
編集- 国道354号(常総市水海道諏訪町 水海道郵便局前交差点 - 常総市新井木町 新井木交差点)
- 茨城県道46号野田牛久線(つくばみらい市豊体:約130 m)
- 茨城県道19号取手つくば線(つくばみらい市谷井田 - 取手市山王)
- 茨城県道251号守谷藤代線(取手市山王 - 取手市和田)
道路施設
編集- 大和橋(小貝川、常総市新井町 - つくばみらい市樛木(つきぬき))
- 鐘打橋(つくばみらい市成瀬)
地理
編集通過する自治体・地区
編集- 常総市
- 新井木町
- つくばみらい市
- 取手市
- 山王 - 和田 - 岡 - 寺田 - 駒場 - 寺田 - 白山
交差する道路
編集- 国道294号(常総市新井木町・取手市白山)
- 茨城県道129号下妻常総線(常総市新井木町、大和橋北交差点)
- 茨城県道3号つくば野田線(つくばみらい市古川)
- 都市軸道路(茨城県道46号野田牛久線バイパス)(つくばみらい市成瀬)
- 茨城県道19号取手つくば線、茨城県道328号谷井田稲戸井停車場線(つくばみらい市谷井田)
- 茨城県道327号寺原停車場線(取手市駒場)
沿線
編集- つくばみらい市立十和小学校
- つくばみらい市立伊奈中学校
- つくばみらい市役所
- 常総地方広域市町村圏事務組合つくばみらい消防署
- 茨城県立伊奈高等学校
- 関東鉄道常総線寺原駅
- 取手市役所
脚注
編集注釈
編集- ^ 幅員、曲線半径、こう配その他道路の状況により最大積載4トンの普通貨物自動車が通行できない区間。
出典
編集- ^ a b 「道路の区域決定・道路の供用開始(昭和50年5月29日 茨城県告示第568・576号) (PDF)」『茨城県報』号外(3)、茨城県、2, 5–6頁、1975年5月29日。
- ^ a b 「道路の区域の変更(平成29年3月9日 茨城県告示第249号) (PDF)」『茨城県報』第2876号、茨城県、15–16頁、2017年3月9日。
- ^ a b c 「県道路線の認定(昭和50年5月29日 茨城県告示第568号) (PDF)」『茨城県報』号外(3)、茨城県、1頁、1975年5月29日。
- ^ a b c d e 『茨城県道路現況調書』令和2年3月31日現在、p. 9
- ^ a b 「県道路線の廃止(昭和50年5月29日 茨城県告示第569号) (PDF)」『茨城県報』号外(3)、茨城県、2頁、1975年5月29日。
- ^ 「県道路線の変更(昭和40年2月12日 茨城県告示第183号) (PDF)」『茨城県報』第5264号、茨城県、3頁、1965年2月12日。
- ^ 「道路の区域変更(昭和63年1月25日 茨城県告示第108号)・道路の供用開始(同日 茨城県告示第109号) (PDF)」『茨城県報』第7623号、茨城県、4–5頁、1988年1月25日。
- ^ 「道路の区域の変更(平成2年5月7日 茨城県告示第638号) (PDF)」『茨城県報』第137号、茨城県、3頁、1990年5月7日。
- ^ 「県道の路線名および整理番号の変更(平成7年3月30日 茨城県告示第436号) (PDF)」『茨城県報』第637号、茨城県、8–12頁、1995年3月30日。
- ^ 「県道の路線名の変更(平成18年3月23日 茨城県告示第354号) (PDF)」『茨城県報』第1758号、茨城県、19頁、2006年3月23日。
- ^ 「車両制限令に基づく道路の指定及び車両の通行方法の指定(平成18年4月3日 茨城県告示第443号) (PDF)」『茨城県報』第1761号、茨城県、6頁、2006年4月3日。
- ^ a b 竜ケ崎工事事務所 (2016年4月20日). “国道294号 新しい交差点が供用開始しました”. 茨城県ホームページ. 茨城県. 2016年6月6日閲覧。
- ^ 「車両制限令の規定に基づく道路の指定及び車両の通行方法の指定(令和2年3月30日 茨城県告示第328号) (PDF)」『茨城県報』第92号、茨城県、16 - 17頁、2020年3月30日。
- ^ 「道路の区域の変更(令和4年1月20日 茨城県告示第78号)」『茨城県報』第273号、茨城県、15 - 16頁、2022年1月20日 。
- ^ 「道路の区域の変更(令和4年3月17日 茨城県告示第295号)」『茨城県報』第289号、茨城県、14 - 15頁、2022年5月30日 。
- ^ つくばみらい市建設課. “平成26年2月18日 豊体バイパス開通しました”. つくばみらい市ホームページ. つくばみらい市. 2015年9月24日閲覧。
- ^ 土木部土浦土木事務所 (2015年2月20日). “平成26年2月18日火曜日・豊体バイパス開通”. 茨城県ホームページ. 茨城県. 2015年9月24日閲覧。
- ^ “道路の占用を制限する区域の指定(平成30年3月19日 茨城県告示第299号) (PDF)”, 茨城県報 第2980号: pp. pp. 18–28, (2018年3月19日)
参考文献
編集- 茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』(レポート)茨城県 。