花笠 文京(はながさ ぶんきょう、天明5年(1785年) - 安政7年3月2日(1860年3月23日)[1])は、江戸時代後期の日本の狂言作者・戯作者。
本名は東条魯助。別名に花笠魯助(魯介)、代作屋大作。弟は儒者・東条琴台。弟子に仮名垣魯文がいる。
江戸に生まれ、四世鶴屋南北に師事。1811年市村座の「厳島雪官幣」で狂言作者・花笠魯助の名が確認できる。三世尾上菊五郎の代作者として活動する傍ら戯作も行い、「曲取主人」の筆名で『南総里見八犬伝』のパロディ艶本『恋のやつふぢ』を著している。