花石駅

かつて北海道瀬棚郡今金町にあった日本国有鉄道の駅

花石駅(はないしえき)は、かつて北海道瀬棚郡今金町字花石に設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)瀬棚線廃駅)である。電報略号ハイ事務管理コードは▲141603[1]

花石駅
はないし
Hanaishi
美利河 (4.4 km)
(6.1 km) 北住吉
所在地 北海道瀬棚郡今金町字花石
北緯42度26分40秒 東経140度9分59.6秒 / 北緯42.44444度 東経140.166556度 / 42.44444; 140.166556座標: 北緯42度26分40秒 東経140度9分59.6秒 / 北緯42.44444度 東経140.166556度 / 42.44444; 140.166556
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 瀬棚線
キロ程 16.6 km(国縫起点)
電報略号 ハイ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
開業年月日 1929年昭和4年)12月13日
廃止年月日 1987年(昭和62年)3月16日
備考 瀬棚線廃線に伴い廃駅
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1976年の花石駅と周囲約750m範囲。下が瀬棚方面。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

歴史

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駅名の由来

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開業時点での当地の地名は「利別村上利別原野[3]」であったが、「この地方にはメノウが多く産出するので、その美しさを花にたとえて[2]」名付けられたとされる[2][7]

駅構造

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廃止時点で、単式ホーム島式ホーム(片面使用)複合型の2面2線を有する地上駅で、列車交換が可能な交換駅であった。互いのホームは、単式ホーム東側と島式ホーム東側を結んだ構内踏切で連絡していた。線路南側の駅舎側単式ホームが下り1番線、島式ホーム駅舎側が上り2番線となっていた。また、島式ホームの外側の1線は1983年(昭和58年)時点で側線扱いで残っていた[8]

職員配置駅で、駅舎は構内の南東側(瀬棚方面に向かって左側)に位置し単式ホームに接していた[8][9]。駅舎は古い木造駅舎で白いペンキ塗りの建物で[8]、丹羽駅とほぼ同型の建物であった。ホームはアスファルト舗装されていた[8]

利用状況

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  • 1981年度の1日乗降客数は42人[8]

駅周辺

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駅跡

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2000年(平成12年)時点で駅跡近辺は、道路工事で出た土砂の置き場となっていた[10]。2011年(平成23年)時点では、近辺の築堤以外は何も残っていない[11]

隣の駅

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日本国有鉄道
瀬棚線
美利河駅 - 花石駅 - 北住吉駅

脚注

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  1. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、219頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  2. ^ a b c 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、24頁。ASIN B000J9RBUY 
  3. ^ a b 内閣印刷局, ed (1929-12-05). “鉄道省告示 第254号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (881). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2957348/4. 
  4. ^ 内閣印刷局, ed (1930-10-22). “鉄道省告示 第278号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (1145). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2957612/3. 
  5. ^ 北海道新聞社 編『北海道年鑑 1954年版北海道新聞社、1953年10月15日、198頁。doi:10.11501/2980303https://dl.ndl.go.jp/pid/2980303/1/107 
  6. ^ a b c 『道南鉄道100年史 遥』 北海道旅客鉄道函館支社 2003年2月発行。
  7. ^ 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、25頁。NDLJP:1029473 
  8. ^ a b c d e 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)64ページより。
  9. ^ 書籍『廃線終着駅を訊ねる 国鉄・JR編』(著:三宅俊彦JTBパブリッシング2010年4月発行)10-11ページより。
  10. ^ 書籍『鉄道廃線跡を歩くVII』(JTBパブリッシング2000年1月発行)76-78ページより。
  11. ^ 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社2011年9月発行)75ページより。

関連項目

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