船木枳郎
船木 枳郎(ふなき しろう、1903年〈明治36年〉6月20日 - 1973年〈昭和48年〉12月26日)は、日本の児童文学者、再話者。本名は船木 藤一。
略歴
編集東京府小石川区小石川初音町(現東京都文京区小石川)出身。明治薬学校(現明治薬科大学)中退。小川未明に師事し、1929年〈昭和4年〉にアナキズム系童話作家とともに自由芸術家連盟を組織し、翌年に「童話の社会」を創刊。
児童文学の評論を書くほか、児童読み物の再話を行った。
著書
編集再話
編集- 『人魚のクーさん』(アイルランド童話、日本書房) 1956
- 『白鳥姫』(ストリンドベリ、日本書房) 1956
- 『みなしごオリバー』(チャールズ・ディケンズ、日本書房) 1957
- 『小さなピエール』(アナトール・フランス、日本書房) 1957
- 『ああ無情』(ヴィクトル・ユーゴー、日本書房) 1957
- 『プルターク英雄伝』(東光出版社) 1957
- 『少年漂流記』(ヴェルヌ、日本書房) 1958
- 『子りすペリー』(ザルテン、日本書房、幼年動物名作文庫) 1966
- 『ビリーのぼうけん』(シートン、日本書房、幼年動物名作文庫) 1967
- 『白い馬フローリアン』(ザルテン、日本書房、学年別動物名作文庫シリーズ) 1967
- 『おおかみ少年』(キップリング、日本書房、学年別動物名作文庫シリーズ) 1968