自立生活サポートセンター・もやい
特定非営利活動法人自立生活サポートセンター・もやい(じりつせいかつサポートセンター・もやい、英: Moyai Support Centre for Independent Living)は、ホームレスや派遣労働者や生活保護受給者などの自立支援を行う団体(認定特定非営利活動法人)。略称はもやい[1]。
略称 | もやい |
---|---|
国籍 | 日本 |
格付 | NPO法人 |
法人番号 | 1011105002094 |
専門分野 | 社会福祉系(主に生活困窮者支援関連) |
設立日 | 2001年5月17日 |
代表者 | 大西連 |
活動地域 | 首都圏 > 東京都 > 23区 |
主な事業 |
入居支援事業 生活相談・支援事業 交流事業 広報・啓発事業 |
郵便番号 | 〒162-0801 |
事務所 | 東京都新宿区山吹町7-7みどりビル2F |
事務局員/会員 | 2名/35名(2013/3.31) |
会費 | 有・年会費10,000円 |
主な協力組織 |
府中緊急派遣村 企業組合あうんなど |
主な加盟組織 |
特定非営利活動法人ホームレス支援全国ネットワーク 東日本大震災支援全国ネットワークなど |
関係する人物 | 湯浅誠 |
外部リンク | http://www.npomoyai.or.jp |
特記事項 | 東京都認定特定非営利活動法人認定2019年9月1日 |
沿革
編集- 2001年5月 - 「もやい結びの会」設立集会開催、稲葉剛により任意団体「もやい」設立。
- 2003年4月 - NPO法人認証。法人格取得。
- 2004年4月 - 「こもれび荘」(東京都新宿区)へ引っ越し
- 2014年9月 - 認定特定非営利活動法人として東京都より認定される。(26生都地第800号)大西連が理事長に就任。
- 2017年3月 - 「みどりビル」(東京都新宿区)に引っ越し
- 2018年5月 - 認定NPO法人の更新。(通知番号(31生都管第1181号))
- 2019年11月- 認定NPO法人としては全国初となる宅地建物取引業免許を取得。(東京都知事[1]第101796号)
事業内容
編集生活相談、生活保護申請の同行、保証人バンク、生活物資・資金提供、アパート入居後の支援、交流事業。 支出では入居者支援事業が15,758千円と全体の3割を占め、次いで生活相談・支援事業費が13,504千円(25%)であり、収入では寄付金が20,256千円と全体の約6割を占め、事業収入7,169千円、会費収入も6,655千円となっている(2011年度)[2]。
サロン・ド・カフェこもれび
編集2004年6月、うてつあきこら当事者と共に立ち上げ。2005年12月より、こもれびコーヒー焙煎プロジェクトを立ち上げ、2007年1月「こもれびコーヒー」販売開始。新型コロナウイルス感染症対応のため、2023年8月現在、事前予約制により毎月第2土曜日開催。
受賞・表彰
編集- 2008年11月 - 第2回共生・地域文化大賞共生賞受賞(浄土宗・財団法人全日本仏教会)
- 2010年11月 - 全国クレサラ・ヤミ金被害者交流会in岐阜表彰
- 2015年5月 - 日経ソーシャルイニシアチブ大賞受賞(日経新聞社)
- 2015年11月 - 社会貢献者表彰(公益財団法人社会貢献支援財団)
- 2019年3月 - グッドガバナンス認証(非営利組織評価センター)
関連書籍
編集- 自立生活サポートセンター・もやい編集『貧困待ったなし!――とっちらかりの10年間』[3]岩波書店 2012年
- つながりゆるりと―小さな居場所「サロン・ド・カフェ こもれび」の挑戦 うてつあきこ著 自然食通信社 2009年 B6判 221ページ
- 貧困問題の新地平:もやいの相談活動の軌跡 丸山里美編著 旬報社 2018年 A5 188ページ
- 先生、貧困ってなんですか?: 日本の貧困問題レクチャーブック 自立生活サポートセンターもやい著 合同出版 2017年 B5判 110ページ ISBN-10 4772612882 ISBN-13 978-4772612883
脚注
編集- ^ [1] 全日本民医連サイト。湯浅誠へのインタビュー記事あり。
- ^ 特定非営利活動法人自立生活サポートセンター・もやい2011年(年度)特定非営利活動に係る事業会計収支計算書
- ^ 鷲田清一『おとなの背中』角川学芸出版 2013年 p.78-81に「紙一重の差なのに」と題して書評あり。