自由の声
拡声器を使用した、韓国の北朝鮮向け宣伝放送
自由の声(じゆうのこえ)は、対北放送の一つ。
自由の声放送 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 자유의 소리 방송 |
漢字: | 自由의 소리 放送 |
発音: | チャユエ ソリ パンソン |
日本語読み: | じゆうのこえほうそう |
英語表記: | - |
概要
編集韓国国防部が、軍事境界線の非武装地帯に設置している拡声器を使用して北朝鮮に向けて放送を行うもの。南北関係の状況により放送が中断される時期があった(略歴参照)。 韓国へ亡命した複数の元北朝鮮外交官らは、拡声器から流れる韓国の歌とニュースが北朝鮮軍兵士に与える影響は大きいと評価している[1]。
対する北朝鮮側も、自国民に視聴させないために、機井洞(宣伝村)に巨大な拡声器を設置して、韓国側に向けて宣伝放送を流していた。
略歴
編集- 1962年:放送開始。
- 1972年:南北共同声明発表により、南北関係(対北朝鮮関係)を考慮して放送を中断。
- 1980年:放送再開。
- 2004年6月14日:放送終了。
- 2010年5月24日:天安沈没事件を受け、FM放送版の同「自由の声」(2008年4月開始の短波放送「自由の声」との関連性は無し)を、103.1MHzと107.3MHzにて18:00(KST)より再開(同FM放送について、中波放送への切換を作戦として準備中の旨、2010年10月5日韓国国防部金泰栄長官による発言があった)。
- 2015年:拡声器放送再開。
- 2018年4月:南北首脳による板門店宣言に基づき、拡声器を撤去。この時点では固定式が24台、移動式が16台設置されていた[2]。
- 2024年
脚注
編集- ^ “金正恩委員長「拡声器フォビア」の根源は…「MZ軍人の動揺が心配」”. 中央日報 (2024年6月3日). 2024年6月10日閲覧。
- ^ “拡声器による対北朝鮮宣伝放送 数カ所で実施=韓国軍”. 聯合ニュース (2024年6月9日). 2024年6月10日閲覧。
- ^ “北朝鮮また「ごみ風船」330個 韓国、拡声機での宣伝放送再開”. 毎日新聞 (2024年6月9日). 2024年6月10日閲覧。
- ^ “韓国軍が6年ぶり宣伝放送、拡声機でKポップ…北朝鮮のゴミ風船に対抗措置”. 読売新聞ONLINE (2024年6月9日). 2024年6月10日閲覧。
- ^ “金正恩委員長が隠したロシア派兵、韓国軍が拡声器で北朝鮮住民に知らせた”. 中央日報 (2024年10月24日). 2024年10月27日閲覧。