自己超越3100マイルレース
自己超越3100マイルレース(じこちょうえつ3100マイルレース、英: Self-Transcendence 3100 mile race)は、アメリカのニューヨークの周回コースで約4,989kmを52日間以内に走る、世界最長距離のウルトラマラソン大会。毎年開催。主催はシュリ・チンモイマラソンチーム。シュリ・チンモイ自己超越3100マイルレースとも呼ばれる。
自己超越3100マイルレース Self-Transcendence 3100 Mile Race | |
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シュリ・チンモイマラソンチームのロゴ | |
開催地 | アメリカ合衆国・ニューヨーク |
開催時期 | 8月 - 10月(2021年以降) |
種類 | ウルトラマラソン・公道コース |
距離 | 4,989km |
最高記録 |
男子 : 40日09時間06分21秒 女子 : 45日12時間28分44秒 |
創立 | 1997年(前身大会は1996年[1]) |
主催者 | シュリ・チンモイマラソンチーム |
公式サイト |
3100 |
概要
編集1周883.2mの周回コースを5,649周し、合計距離約4,989km(3,100マイル)で競う。毎年8月から10月(2019年までは6月から8月、2020年は9月から11月)に開催される。
制限時間は52日間で、1日平均で最低96km(109周)走らなければならない計算になる[2]。ただし、競技時間は毎日午前6時から深夜0時までの18時間に限られる[1]。
歴史
編集シュリ・チンモイは、スポーツを通して自己超越を推進し、ランニングの愛好者に奉仕するという目的で1977年にマラソンチームを設立した[3]。
1985年、チームは最初のレースとして1000マイルのウルトラマラソンを開催。1987年からは700マイル、1,000マイル、1,300マイルの3レースを開催した。
1996年にシュリ・チンモイは2,700マイル(約4,345km)のレースを企画し、翌1997年から現行距離である3,100マイル(約4,989km)に延長した。開催時期は6月から8月の夏季であった。
2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で、会場をオーストリアのザルツブルクグランシュピッツ・パークに移し9月から11月に開催。公園内を4,781周して行われた[4]。2021年からは再び会場をニューヨークに戻し、開催時期も8月から10月に行っている。
大会記録
編集氏名 | 国 | 記録 | 開催年 | |
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男子 | アシュプリハナル・アールトー | フィンランド | 40日09時間06分21秒 | 2015年 |
女子 | 蔡文雅 | 台湾 | 45日12時間28分44秒 | 2023年 |
その他
編集2021年大会で、日本人初の完走者が生まれた[2]。
作品
編集映画
編集- 3100 : ラン・アンド・ビカム(2018年[1])
脚注
編集- ^ a b c 世界一過酷なマラソンレースを追ったドキュメンタリー、監督が語るシネマトゥデイ(2018年11月9日)2024年1月16日閲覧。
- ^ a b c 52日で5000キロ、邦人初完走 NYで世界最長の耐久レース産経新聞(2021年10月27日)2022年4月11日閲覧。
- ^ シュリチンモイ・マラソンチームシュリチンモイ・マラソンチーム日本語版、2022年4月11日閲覧。
- ^ Race Director's updates(ブログ)シュリ・チンモイマラソンチーム、2022年4月11日閲覧。
外部リンク
編集- 公式サイト(英語)