臨夏回族自治州
中華人民共和国の甘粛省にある自治州
臨夏回族自治州(りんか-かいぞく-じちしゅう)は、中華人民共和国甘粛省に位置する自治州。
中華人民共和国 甘粛省 臨夏回族自治州 | |
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劉家峡ダム湖 | |
甘粛省中の臨夏州の位置 | |
簡体字 | 临夏 |
繁体字 | 臨夏 |
拼音 | Línxià |
カタカナ転写 | リンシャ |
国家 | 中華人民共和国 |
省 | 甘粛 |
行政級別 | 自治州 |
面積 | |
総面積 | 8,417 km² |
人口 | |
総人口(2004) | 192 万人 |
経済 | |
GDP(2002) | 33億元 |
電話番号 | 0930 |
郵便番号 | 731100 |
ナンバープレート | 甘N |
行政区画代碼 | 622900 |
公式ウェブサイト: www.linxia.gov.cn |
地理
編集臨夏州は甘粛省の中心から南西に位置し、西は青海省に接する。地形は高地、山岳、黄土高原からなる。黄河はこの県の北西部の黄土地帯を通り、濁った黄色になる。平均海抜は2000m。平均気温は8℃で、無霜期間は年間155日に過ぎない。年間降水量は442mmで半不毛地帯である。
歴史
編集臨夏は清朝に掛けられていた独特の形の丸眼鏡で有名である。それは今日でもまだ生産されている。
行政区画
編集臨夏回族自治州の地図 |
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年表
編集この節の出典[1]
臨夏専区
編集- 1949年10月1日 - 中華人民共和国甘粛省臨夏分区が成立。臨夏県・永靖県・和政県・康楽県・寧定県・夏河県・臨洮県・洮沙県が発足。(8県)
- 1949年12月 - 臨夏分区が臨夏専区に改称。(8県)
- 1950年2月 - 臨夏県の一部が分立し、臨夏市が発足。(1市8県)
- 1950年5月25日 (1市6県)
- 臨洮県・洮沙県が定西専区に編入。
- 夏河県が省直轄県級行政区となる。
- 岷県専区臨潭県を編入。
- 1950年6月19日 - 臨夏県・永靖県・和政県・寧定県の各一部が合併し、東郷族自治区が発足。(1市6県1自治区)
- 1953年4月25日 - 寧定県が自治区に移行し、広通回族自治区となる。(1市5県2自治区)
- 1953年12月21日 - 臨潭県が甘南チベット族自治区に編入。(1市4県2自治区)
- 1955年5月12日 (1市4県2自治県)
- 1956年2月24日 - 永靖県の一部が臨夏県に編入。(1市4県2自治県)
- 1956年9月1日 - 広通回族自治県の一部が和政県に編入。(1市4県2自治県)
- 1956年9月11日 - 臨夏市・臨夏県・永靖県・和政県・康楽県・東郷族自治県・広通回族自治県が臨夏回族自治州に編入。
臨夏回族自治州
編集- 1956年9月11日 - 臨夏専区臨夏市・臨夏県・永靖県・和政県・康楽県・東郷族自治県・広通回族自治県を編入。臨夏回族自治州が成立。(1市5県1自治県)
- 広通回族自治県が県に移行し、広河県となる。
- 永靖県の一部が臨夏県に編入。
- 1958年3月7日 - 定西専区皋蘭県の一部が永靖県に編入。(1市5県1自治県)
- 1958年12月20日 (1市1県1自治県)
- 永靖県・臨夏県が臨夏市に編入。
- 康楽県・広河県が和政県に編入。
- 1959年2月28日 - 臨夏市の一部が東郷族自治県に編入。(1市1県1自治県)
- 1961年12月15日 (1市5県1自治県)
- 1964年5月31日 - 蘭州市西固区の一部が永靖県に編入。(1市5県1自治県)
- 1966年6月23日 (1市5県1自治県)
- 永靖県の一部が臨夏市・臨夏県・東郷族自治県に分割編入。
- 東郷族自治県の一部が臨夏市に編入。
- 1973年12月7日 - 臨夏市が臨夏県に編入。(5県1自治県)
- 1980年6月14日 - 臨夏県の一部が分立し、積石山バオアン族ドンシャン族サラール族自治県が発足。(5県2自治県)
- 1982年8月7日 - 蘭州市七里河区の一部が永靖県に編入。(5県2自治県)
- 1983年8月31日 - 臨夏県の一部が分立し、臨夏市が発足。(1市5県2自治県)
経済
編集2002年のGDP(国民総生産)は前年より10.7%増の33億人民元。一人当たりGDPは前年比9.9%成長の1,778人民元。農業、手工業、建材、金融、水力発電、観光が主要な産業。特に臨夏市は蘭州のすぐ南にあるため州の商業・物流・工業の中心となっている。
観光
編集臨夏は自然と文化に恵まれている。州の北部、黄河が流れる永靖県には劉家峡ダムとその巨大な貯水池を有する。永靖はまた、岩窟仏で有名な炳霊寺石窟への旅の出発点でもある。乾いてごつごつした荒地のような地形には化石が豊富にあり、将来は恐竜のテーマパークの建設が提案されている。多数のモスクと寺院は臨夏の至るところで見られる。太子山自然風景区では美しい山の風景が見られる。2002年にこれらの観光地他へは40万の観光客(20%増)が訪れ、1億1000万人民元の経済効果があった。域内の豊富な丹霞地形、石窟、恐竜化石などにより、2024年にユネスコ世界ジオパークに指定された[2]。
交通
編集道路
編集脚注
編集- ^ 甘肃省 - 区划地名网
- ^ “UNESCO names 18 new Geoparks”. UNESCO (27 March 2024). 2024年3月30日閲覧。