伝染性膿痂疹
細菌感染症の一つ
(膿痂疹から転送)
疫学
編集主に黄色ブドウ球菌や溶連菌などが病原体となっている[1]。乳幼児に好発する感染症で接触感染するため特に集団生活の場で感染伝播する[1]。特に夏季に多い[1]。
症状
編集紅斑または紅斑を伴う水疱や膿疱が現れ、さらにそれが破れてびらんや厚い痂皮(かひ。かさぶたのこと)ができる[1]。痒みを伴うことがあり、その擦過部が病巣となって広がりやすい[1]。なお、痂皮にも感染性がある[1]。
治療
編集治療は主に外用薬による[1]。抗菌薬の内服、点滴を必要とする場合もある[1]。なお、米国小児科学会では治療開始24時間以内まで隔離することを推奨する[1]。
予防
編集清潔に保つことが第一である。手洗い、入浴などをしっかり行い、爪は短めにしておく。