能郷白山神社

岐阜県本巣市根尾能郷にある神社

能郷白山神社(のうごうはくさんじんじゃ)は、岐阜県本巣市根尾能郷(ねおのうごう)に鎮座する神社。奥宮は能郷白山(標高1617.3m)の山頂にある。元は奥宮が本宮であったが、地元の人々のために現在の本宮が築かれたという。

能郷白山神社

能郷白山神社(2010年4月)
所在地 岐阜県本巣市根尾能郷162
位置 北緯35度41分4.68秒 東経136度34分0.06秒 / 北緯35.6846333度 東経136.5666833度 / 35.6846333; 136.5666833座標: 北緯35度41分4.68秒 東経136度34分0.06秒 / 北緯35.6846333度 東経136.5666833度 / 35.6846333; 136.5666833
主祭神 菊理媛神
伊弉諾尊
伊弉冉尊
社格 旧郷社(式内社の説あり)
創建養老2年(718年
本殿の様式 流造
別名 白山神社
例祭 4月13日
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奥宮(2010年4月)

祭神

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沿革

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養老2年(718年)、泰澄加賀国白山比咩神社より勧請し創建したと伝え、「北陸七白山」の一つという(北陸七白山の他の神社の一つは大山白山神社という)。創建時は「白山妙理権現」といい、虚空蔵菩薩十一面観世音菩薩聖観世音菩薩が祀られていたという。

明治6年(1873年)6月郷社に列し、明治30年(1897年)に現在の社殿が再建され、平成19年(2007年)、本宮の修復が行われる。

祭祀

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毎年4月13日の例祭では能郷の能・狂言が行なわれる。

社殿

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現在の本殿は明治30年の再建である。

文化財

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重要無形民俗文化財(国指定)
  • 能郷の能・狂言[1]
岐阜県指定文化財
  • 和鏡(重要文化財)[2]
  • 能面(重要文化財)[3]
  • 能狂言装束類(重要文化財)[4]
  • 梵鐘(重要文化財)[5]
  • 能狂言本(重要文化財)[6]
  • 供物器(重要有形民俗文化財)[7]
本巣市指定文化財

交通

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本宮

その他

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延喜式神名帳』の美濃国大野郡「花長神社」という説がある。能郷白山神社の所在地は本巣市(旧・本巣郡根尾村)であるが、明治29年(1896年)までは大野郡西根尾村であった。

脚注

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  1. ^ 能郷の能・狂言”. 岐阜県. 2013年4月24日閲覧。
  2. ^ 和鏡”. 岐阜県. 2013年4月24日閲覧。
  3. ^ 能面”. 岐阜県. 2013年4月24日閲覧。
  4. ^ 能狂言装束類”. 岐阜県. 2013年4月24日閲覧。
  5. ^ 梵鐘”. 岐阜県. 2013年4月24日閲覧。
  6. ^ 能狂言本”. 岐阜県. 2013年4月24日閲覧。
  7. ^ 供物器”. 岐阜県. 2013年4月24日閲覧。
  8. ^ 絵画・彫刻”. 本巣市. 2013年4月24日閲覧。
  9. ^ a b 典籍”. 本巣市. 2013年4月24日閲覧。
  10. ^ a b 工芸品”. 本巣市. 2013年4月24日閲覧。