胎児が密猟する時
『胎児が密猟する時』(たいじがみつりょうするとき)は、1966年(昭和41年)に公開された日本映画である[1][2]。監督は若松孝二[1][2]。
胎児が密猟する時 | |
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The Embryo Hunts in Secret | |
監督 | 若松孝二 |
脚本 | 大谷義明 |
製作 | 若松孝二 |
ナレーター | 大谷義明 |
出演者 |
志摩みはる 山谷初男 |
音楽 | 大谷義明 |
撮影 | 伊東英男 |
編集 | 宮田二三夫 |
製作会社 | 若松プロダクション |
配給 |
若松プロダクション クノッケ実験映画祭 ゾートロープ・フィルム |
公開 |
1966年7月 1967年12月 2007年10月3日 |
上映時間 | 72分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
概要
編集1人の女優、1人の男優しか登場しない密室映画である。
脚本・音楽・ナレーションにクレジットされる「大谷義明」は、若松プロダクションにおける複数の人物の共同名義であるが、本作については、すべて、本作のチーフ助監督を務めた足立正生である[1]。本作は、公開の翌年、1967年(昭和42年)12月にベルギーで行われたクノッケ実験映画祭に出品された[2]。
2006年(平成18年)、紀伊國屋書店が同作のDVDビデオグラムを発売した[1]。2007年(平成19年)10月3日には、ゾートロープ・フィルムが配給してフランスで公開された[2]。
あらすじ
編集雨の夜、百貨店の専務丸木戸定男は店員のゆかを連れて自分のマンションへ入る。部屋で二人は体を重ねるが、その後丸木戸は豹変する。ゆかを監禁し拷問を加え自分だけの女、自分だけの飼い犬になるよう調教を始める。ゆかはかつて丸木戸のもとを去った妻に瓜二つだったのだ・・・。
キャスト
編集スタッフ
編集制作
編集売値を250万円以内にするために、スタッフは監督1名、助監督2名、撮影1名、助手1名、照明2名の計7名。撮影期間は8日間だが密室部分は5日間。密室劇のため、スタッフも渋谷の若松プロの事務所に泊まり込んで撮影をした。アフレコが1日、音楽1日、ダビング1日で完成させた。 [3]
脚注
編集参考文献
編集- 『荒野のダッチワイフ : 大和屋竺ダイナマイト傑作選』
関連項目
編集外部リンク
編集画像外部リンク | |
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Quand l'embryon part braconner 2007年10月3日公開 (ゾートロープ・フィルム) |