胆礬
胆礬(たんばん、chalcanthite)は鉱物(硫酸塩鉱物)の一種である。
胆礬 chalcanthite | |
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分類 | 硫酸塩鉱物 |
化学式 | CuSO4·5H2O |
結晶系 | 三斜晶系 |
へき開 | 完全 |
モース硬度 | 2.5 |
光沢 | ガラス光沢 |
色 | 青色 |
条痕 | 白色 |
比重 | 2.3 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
性質
編集化学組成は硫酸銅(II)の5水和物(CuSO4・5H2O)であり、水によく溶ける。加熱すると結晶水を失って白色粉末になる。
結晶系は三斜晶系。大型の単結晶は稀で、銅鉱山の坑道の天井に鍾乳石様の塊を形成したり、内壁から霜柱状の結晶が成長するという産状が多い。人工的に岩の上に硫酸銅の結晶を成長させたものが観賞用の標本として販売されることも少なくない。
胆礬グループ
編集参考文献
編集- 堀秀道 『楽しい鉱物図鑑 新装版』草思社、1993年、ISBN 4-7942-0483-3。
- 国立天文台編 『理科年表 平成20年』 丸善、2007年、ISBN 978-4-621-07902-7。
- 松原聰 『日本の鉱物』 学習研究社〈フィールドベスト図鑑〉、2003年、ISBN 4-05-402013-5。
- 松原聰・宮脇律郎 『国立科学博物館叢書5 日本産鉱物型録』 東海大学出版会、2006年、ISBN 978-4-486-03157-4。
関連項目
編集外部リンク
編集- Chalcanthite(mindat.org)
- Chalcanthite Mineral Data(webmineral.com)
- Chalcanthiteグループ(地球資源論研究室)