肝中心静脈
肝臓中の静脈
肝中心静脈(かんちゅうしんじょうみゃく、英: central veins of liver, central venule)[1]は組織学用語であり、肝小葉の中心に見られる静脈である。各小葉中心に1本ずつある。
静脈: 肝中心静脈 | |
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豚の肝臓の肝小葉(60倍拡大)。肝中心静脈は明示されていないが、その部分は見える。肝中心静脈は肝小葉の中心にある一本の静脈であろう。 | |
肝中心静脈 | |
ラテン語 | venae centrales hepatis |
血液の排出元 | 肝類洞 |
合流 |
肝中心静脈は、肝類洞で混合された血液を受け取り、肝静脈を介して循環に戻す[2]。すなわち消化管からの静脈血の循環は以下の通りとなる:門脈血(上腸間膜静脈と脾静脈が合流して形成される)は肝類洞に流入し、これらはすべて肝中心静脈に排出され、肝静脈を経て下大静脈に至る。
出典
編集- ^ Anatomy photo: digestive/mammal/liver3/liver2 - Comparative Organology at University of California, Davis
- ^ "central veins of liver" - ドーランド医学辞典