美獣乱舞
エアロスミスのアルバム
『美獣乱舞』(原題:Rock in a Hard Place)は、エアロスミスが1982年に発表したアルバム。スタジオ・アルバムとしては7作目。
『美獣乱舞』 | ||||
---|---|---|---|---|
エアロスミス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1981年 - 1982年 | |||
ジャンル | ハードロック | |||
時間 | ||||
レーベル | コロムビア・レコード | |||
プロデュース | ジャック・ダグラス、スティーヴン・タイラー、トニー・ボンジョヴィ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
エアロスミス アルバム 年表 | ||||
| ||||
ミュージックビデオ | ||||
「Lightning Strikes」 - YouTube |
解説
編集1979年のジョー・ペリー脱退に続き、1981年にはブラッド・ウィットフォードもバンドを脱退したため、オリジナル・ギタリスト2人を欠いた状態で制作されたアルバム(ただし、ブラッドは一部パートのみ参加している)。スティーヴン・タイラーは、本作でリード・ギターを担当したジミー・クレスポにエアロスミスらしい演奏を求めたため、ジミーは後年、一部の楽曲は自分でも気に入っているものの、アルバム全体に関しては、自分らしい演奏は聴けないと語っている[1]。
本作からの第1弾シングル「ライトニング・ストライクス」は、『ビルボード』誌のメインストリーム・ロック・チャートで21位に達した[2]。
ジミー・クレスポとリック・ダフェイは本作に伴うツアーにも参加するが、その後ジミーは脱退を決意する。そして、1984年にはジョー・ペリーとブラッド・ウィットフォードがバンドに復帰することとなった。
収録曲
編集特記なき楽曲はスティーヴン・タイラーとジミー・クレスポの共作。
- ジェイルベイト - Jailbait - 4:38
- ライトニング・ストライクス - Lightning Strikes (Richard Supa) - 4:26
- ビッチェズ・ブリュー - Bitch's Brew - 4:14
- 彷徨えるボリヴィアン - Bolivian Ragamuffin - 3:32
- クライ・ミー・ア・リヴァー - Cry Me a River (Arthur Hamilton) - 4:06
- プレリュード (ジョーニーに捧ぐ) - Prelude to Joanie (Steven Tyler) - 1:21
- ジョーニーズ・バタフライ - Joanie's Butterfly - 5:35
- ロック・イン・ア・ハード・プレイス - Rock in a Hard Place (Cheshire Cat) (S. Tyler, Jimmy Crespo, Jack Douglas) - 4:45
- ジグ・イズ・アップ - Jig Is Up - 3:10
- プッシュ・カムズ・トゥ・ショウヴ - Push Comes to Shove (S. Tyler) - 4:29
参加ミュージシャン
編集- スティーヴン・タイラー - ボーカル、ピアノ、キーボード、ハーモニカ、パーカッション
- ジミー・クレスポ - ギター
- リック・ダフェイ - ギター
- トム・ハミルトン - ベース
- ジョーイ・クレイマー - ドラムス
- ブラッド・ウィットフォード - リズムギター(on 2.)
ゲスト・ミュージシャン
脚注
編集- ^ 『エアロスミス・ファイル』(シンコー・ミュージック、2004年、ISBN 4-401-61877-7)p.101 - 102
- ^ Rock in a Hard Place - Aerosmith : Awards : AllMusic