続・バブルと寝た女たち
『続・バブルと寝た女たち』(ぞく・バブルとねたおんなたち)は、1999年12月3日に徳間ジャパンコミュニケーションズから発売されたオリジナルビデオ作品。谷口正行監督、甲賀瑞穂、峰岸徹主演。82分。
作品概要
編集1990年代の東京で、バブル経済の好況とその崩壊に翻弄された人々の愛憎劇を描く。
家田荘子原作による第1弾『バブルと寝た女たち』(1998年、新村良二監督、立河宜子主演)、第2弾『新・バブルと寝た女たち』(1999年、服部光則監督、小松みゆき主演)に続く、シリーズ第3弾である。なお、後に第4弾となる『ITバブルと寝た女たち』(2007年、佐藤太監督、三津谷葉子主演)が制作されている。
ストーリー
編集スナックのママ(白川和子)の娘、乾美幸(甲賀瑞穂)は生真面目な看護師として日々を送っていた。ある日、母の知人であり、飛ぶ鳥を落とす勢いの不動産会社社長(峰岸徹)がスナックを訪れ、そこで美幸に一目惚れする。妻と別れて美幸と結婚し、二人の人生は順風満帆に見えたが、やがてバブルがはじける。
スタッフ
編集- 監督:谷口正行
- 製作:米山紳、千葉善紀
- 原作:家田荘子
- 脚本:山上梨香(『バブルと寝た女たち』でも脚本)
- 撮影:三浦孝夫
- 音楽:義野裕明
- エンディングテーマ:sarah「存在」(Zeebra Zone)
キャスト
編集- 乾美幸:甲賀瑞穂
- 看護師として勤務。同僚医師と付き合っていたが、ある日、母の店を訪ねてきた南雲に誘われる。最初は警戒していたが...。
- 南雲:峰岸徹
- 妻の実家の経済力を背景に、不動産会社を経営、成功している。多くの女性と関係をもってきたが、美幸に対しては真剣だった。悪役的イメージの強いそれまでの峰岸の役回りと比べると正反対であり、見た人の多くが違和感を持ったと言われる。なお峰岸は『新・バブルと寝た女たち』にも出演した。
- 美幸の母:白川和子
- 南雲とは古いつきあい。娘と南雲の、親子以上に歳の離れた結婚にも躊躇しないが、実は娘思い。
- 南雲の新しい愛人:かとうあつき
- 美幸と結婚した南雲に近づくクラブのホステス。ブランド好き。なお、かとうは『バブルと寝た女たち』にも出演した。
- 南雲の前妻:
- 最初は美幸を単なる愛人と思い気にも留めてなかった、南雲から離婚を申し入れられる。やがて経営に失敗した南雲を解任する。