継妃 (ホンタイジ)
継妃(けいひ、? - 1623年以後)は、清の太宗ホンタイジの2番目の妻(生別)。姓はウラナラ(烏喇那拉)氏(Ula nara hala)。
経歴
編集ヌルハチが女真の部族長であった時代に、その息子の一人であるホンタイジに嫁ぎ、側妻となった。子女を3人産んだ。1612年(明の万暦40年)、正妻のニオフル氏が死去し、ウラナラ氏は継妻となった。
後金の天命8年(1623年)、ウラナラ氏は義父のヌルハチと嫡出義弟のアジゲに会った際、輿から下りなかったので、ヌルハチの怒りを買った。その後、ホンタイジはウラナラ氏と離婚した[1]。
子女
編集- ホーゲ (粛親王)
- ロゲ (1611年 - 1621年)
- 敖漢固倫公主
いずれもホンタイジの子女
伝記資料
編集- 『満文老檔』
- 『清史稿』
脚注
編集- ^ 『満文老檔』天命八年五月 初九日 汗曰:「車爾格宜之妹豪格之母、來往其父家時乘拖床経大阿哥阿済格之門、也乘拖床進我之門。因其軽漫之惡行、以致獲罪、被其夫棄之。諸貝勒勿辱新弟媳、子婦等;諸弟媳、子婦亦勿似昔致罪之福晋等、侮漫長者。」