経行記(けいこうき、簡体字中国語: 经行记、拼音: Jīngxíngjì)は、762年にアッバース朝から帰国した杜環が書いた旅行記で、現在は失われている。通典には約1,511語のみが残されている。主な13か国について記録されており、後に王国維がこの資料をもとにして『古行記校錄』というタイトルで別冊を出版している。この他にも、『太平御覧』『太平寰宇記』『通志』『文献通考』などで引用されている。

1866年、ヘンリー・ユールによってビザンチン帝国に関する部分が英訳された。それ以降も、フリードリヒ・ヒルト英語版(1885年)、エドゥアール・シャヴァンヌ(1903年)、白鳥庫吉(1904年)、ウィリアム・ウッドヴィル・ロックヒル(1911年)、ポール・ペリオ(1904年および1929年)などの学者が翻訳・抜粋している。これらの文献は、白寿彝中国語版などの草創期の中国の学者の間で高く評価されてきた。

参考文献

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  • Zhang, Yi and Zhang, Yichun (2006, 2nd ed). Annotation and Interpretation on the "Memoir of the Pilgrimage to the Five Kingdoms of India" and the "Record of Travels". Beijing: Zhonghua Book Company. ISBN 7-101-02036-4.
  • Yang, Tingfu, "Du Huan". Encyclopedia of China, 1st ed.

外部リンク

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