経王寺 (豊岡市)

豊岡市にある寺院

経王寺(きょうおうじ)は兵庫県豊岡市出石にある日蓮宗仏教寺院。山号は一乗山。 出石藩藩主歴代の菩提寺の一つ。旧本山は、大本山妙顕寺(四条門流)。奠師法縁。

経王寺
山門
所在地 兵庫県豊岡市出石町下谷6
位置 北緯35度27分36.1秒 東経134度52分44.8秒 / 北緯35.460028度 東経134.879111度 / 35.460028; 134.879111座標: 北緯35度27分36.1秒 東経134度52分44.8秒 / 北緯35.460028度 東経134.879111度 / 35.460028; 134.879111
山号 一乗山
宗派 日蓮宗
創建年 永禄年間(1558年 - 1569年
文化財 鐘楼・庭園・宗祖日蓮大菩薩三百遠忌勧進状(市文化財)
法人番号 5140005012575 ウィキデータを編集
地図
1.経王寺2.出石城
経王寺 (豊岡市)の位置(兵庫県内)
経王寺 (豊岡市)
経王寺 (豊岡市) (兵庫県)
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鐘楼

概要

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創建は室町時代永禄年間、山号を会稽山、寺号を薬王寺という真言宗の寺院として創建された。江戸時代初期に布教のため当地を訪れた北条氏政血縁者である法音院日道により日蓮宗に改宗され、このとき現在の山号と寺号に改められた。出石藩における寺格は高く、藩主松平家仙石家は当寺を菩提寺の一つと定めていた。境内には出石藩4代藩主仙石久行のほか、勤皇の志士多田弥太郎の墓がある。

塞の役割

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出石城の東北麓、京街道丹波側の街道口に位置する。石垣の構えで山門横には挟間を有する高櫓形式の鐘楼が設けられており、これらの構造から戦時の塞の役割を担っていたと考えられている。現在の伽藍は江戸時代天保年間に全山焼失し、直ぐ再建されて以降のものである。

文化財

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  • 庭園 - 豊岡市指定文化財[1]
  • 鐘楼 - 豊岡市指定文化財[1]
  • 宗祖日蓮大菩薩三百遠忌勧進状 - 天正9年
  • 沙門法音院日道筆勧進状 - 豊岡市指定文化財[1]
  • 宗祖御真筆四行
  • 一如院日重書状
  • 心性院日遠本尊一幅
  • 日空本尊
  • 霊鷲院日審本尊
  • 同圓頓者
  • 日解消息二
  • 日東本尊
  • 伝土佐光起筆六枚屏風一双 - 三十六歌仙
  • 岡本豊彦屏風一双
  • 応月挙屏風一双
  • 斎巨崖屏風一双
  • 仙石久行武者姿座像 - 高さ55cm、感応殿に安置
  • 仙石秀久出家得度姿像

交通アクセス

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周辺

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脚注

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  1. ^ a b c 豊岡市指定文化財一覧”. 豊岡市. 2024年10月23日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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