紀元前6千年紀
紀元前6000年から前5001年(前60世紀から前51世紀)までの千年間
紀元前6千年紀(きげんぜんろくせんねんき)は、西暦による紀元前6000年から紀元前5001年までを指す千年紀(ミレニアム)である。現在からおよそ7000年〜8000年前に当たる。
千年紀: | 前7千年紀 - 紀元前6千年紀 - 前5千年紀 |
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時代
編集環境の変化
編集- 紀元前5760年頃 – ピュイ=ド=ドーム山噴火。現在のフランス。→ ル・ピュイ=アン=ヴレ
- 紀元前5600年頃
- 紀元前5500年頃 – 海面が数メートル上昇、現在の海面にほぼ近づく。その後、温暖化で現在よりも海面が高い時期もあった。→ 完新世の気候最温暖期、縄文海進
- 紀元前5450年頃 – ヘクラ山噴火。
- 紀元前5300年頃 – 鬼界カルデラ噴火
できごと
編集- 紀元前6000年頃
- 紀元前5600年頃 – Red Paint Peopleが現在のラブラドル半島からニューヨーク州に及ぶ地域へ定住。
- 紀元前5500年頃
- 紀元前5400年頃 – メソポタミアで灌漑が始まる。
- 紀元前5300年頃迄の鹿児島県霧島市の上野原遺跡等では平底土器が作られてたがトカラ列島辺りの海底火山である鬼界カルデラの大噴火により南九州の縄文人が全滅し、南九州のそのすぐ上の地層からは平底土器は発見されなくなる。
- 紀元前5200年頃 – マルタ島に人が定住。
- 紀元前5100年頃 – 南メソポタミアで神殿が建築される。
- ナイル川の渓谷で農業が行われる。
- 東南アジアにイネの耕作が広がる。
- 車輪と鋤の発明。
- 中国:長江流域で灌漑農耕の開始。黄河流域で陶器の製作。
- アフリカで石器に加え、金属器が用いられる。かご細工、陶器の生産、織物の発明。
- アフリカ:西向きに胎児の姿勢をとり、副葬品に囲まれた埋葬された遺体。
- アフリカ:アスファルトを上塗りされた陶器、骨と象牙細工による櫛、小立像、食器類が多勢出土。
- アフリカ:さまざまな宝飾品の製作。美的目的のための工芸品の出現。
- アフリカ:農業を伴う、組織的かつ永住的な定住のはじまり。
伝承上のできごと
編集脚注
編集注釈
出典
関連項目
編集外部リンク
編集- ウィキメディア・コモンズには、紀元前6千年紀に関するカテゴリがあります。