売上総利益(うりあげそうりえき、: gross margin)とは、会社が1年でどれくらい利益を出したかを表すもの[1]で、売上高から売上原価を差し引いたもの。粗利益(あらりえき)、荒利益ともいう。

売上総利益(粗利) = 売上高 - 売上原価

概要

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売上原価は、売上に対応する原価なので、売上総利益も同様に売上に対応する利益ということになる。

例えば、7,000円の商品を100個仕入れて、1万円で80個売った場合、売上は80万円となるが、その時の売上原価は、70万円(仕入れた100個分に対する、100×7,000円)ではなく、56万円(売れた80個分に対する、80×7,000円)となる。7,000円で仕入れた商品を1万円で売ったので、売上総利益は24万円(80×3,000円)と計算される。この場合売れ残った20個は売上原価にせず、期末在庫という資産にする。

売上総利益率

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売上総利益率(: gross margin ratio)は、収益性分析の指標の一つで、売上総利益の売上に対する構成比を表す指標である。粗利率とも呼ばれる。企業が提供する商品またはサービスの競争力、販売力、製造効率を測るために利用される。

売上総利益率(%)= 売上総利益 ÷ 売上高 × 100

すなわち、

売上総利益率(%)=(売上高 - 売上原価)÷ 売上高 × 100

である。

脚注

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  1. ^ 売上総利益(粗利)とは?営業利益との違いや計算方法を解説”. 経理プラス (2021年12月22日). 2022年3月3日閲覧。

関連項目

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