米原謙
米原 謙(よねはら けん、1948年11月19日[1]- )は、日本の政治学者・歴史学者。元大阪大学法学部教授。専門は日本政治思想史。徳島市生まれ。
略歴
編集1972年大阪大学法学部卒業、1980年同大学院博士課程満期退学、下関市立大学経済学部講師、1982年助教授、84-85年ソルボンヌ大学に学ぶ。1994年大阪大学法学部教授、1998年同国際公共政策研究科教授。2013年定年退任。2016年から2019年まで中国人民大学講座教授。
著書
編集単著
編集- 『日本近代思想と中江兆民』(新評論, 1986年)
- 『兆民とその時代』(昭和堂, 1989年)
- 『植木枝盛――民権青年の自我表現』(中公新書, 1992年)
- 『日本的「近代」への問い――思想史としての戦後政治』(新評論, 1995年)
- 『近代日本のアイデンティティと政治』(ミネルヴァ書房, 2002年)
- 『徳富蘇峰――日本ナショナリズムの軌跡』(中公新書, 2003年)
- 『日本政治思想』(ミネルヴァ書房, 2007年、増補版2017年)
- 『国体論はなぜ生まれたか――明治国家の知の地形図』(ミネルヴァ書房, 2015年)ISBN 9784623073443
- 『山川均――マルキシズム臭くないマルキストに(ミネルヴァ書房「ミネルヴァ日本評伝選」, 2019年)ISBN 9784623086696
- 『吉田松陰の生涯―猪突猛進の三〇年』(吉川弘文館〈歴史文化ライブラリー〉, 2024年)ISBN 9784642059862
共著
編集共編著
編集- 土居充夫共編 『政治と市民の現在』法律文化社 1995年
- 長妻三佐雄共編 『ナショナリズムの時代精神 幕末から冷戦後まで』萌書房 2009年
- 『政治概念の歴史的展開 第9巻 「天皇」から「民主主義」まで』晃洋書房 2016年
- 『政治概念の歴史的展開 第10巻 「まつりごと」から「市民」まで』晃洋書房 2017年
論文
編集注
編集- ^ 『現代日本人名録』