築山古墳 (糸島市)
築山古墳(つきやまこふん)は、福岡県糸島市三雲にある古墳。古墳時代中期築造と推定される帆立貝式の前方後円墳である。墳丘はかなり削平されているが、かつては全長60メートルあったと推定され、斜面には葺石が施されている。前方部の長さ約15メートル、後円部の直径は約49メートル、高さ約8メートル。盾形の周濠が廻らされており、周濠を含むと全長は約105メートルとなる。墳丘上には十一面観音を祀る堂が建立されている。
築山古墳 | |
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所在地 | 福岡県糸島市三雲字寺口 |
位置 | 北緯33度32分19.62秒 東経130度14分41.34秒 / 北緯33.5387833度 東経130.2448167度 |
形状 | 前方後円墳 |
規模 |
墳丘長60m 高さ8m |
出土品 | 土器、埴輪 |
築造時期 | 4世紀末頃 |
被葬者 | 不明 |
北に約100メートル離れて、端山古墳(はやまこふん:前方後円墳、推定全長80メートル、古墳時代前期)が存在する。
これらの古墳は、細石神社の北東約200メートルの所にあり、さらに、北西約1キロメートルには平原遺跡がある。付近は魏志倭人伝の伊都国の主要な地域と考えられている。 古墳に葬られた人物は、伊都国王に代わってこの地域を支配した、大和政権と深い関係を持つ豪族であろうと考えられている[1]。築山古墳、端山古墳とも、埋葬施設の発掘調査は未実施である。
脚注
編集- ^ 糸島市教育委員会