第95独立空中強襲旅団 (ウクライナ空中機動軍)

第95独立空中強襲旅団(だい95どくりつくうちゅうきょうしゅうりょだん、ウクライナ語: 95-та окрема десантно-штурмова бригада)は、ウクライナ空中機動軍旅団。空中機動軍司令部隷下。

第95独立空中強襲旅団
創設 1992年12月12日
所属政体  ウクライナ
所属組織 ウクライナ空中機動軍
部隊編制単位 旅団
兵科 空挺兵
機械化歩兵
兵種/任務 空中強襲作戦
所在地 ジトーミル州ジトーミル
愛称 ポリーシャ
ジトーミル
標語 «Сила, Відвага, Честь!»
(強さ、勇気、名誉!)
上級単位 空中機動軍司令部
担当地域 ジトーミル州
戦歴 国際連合平和維持活動
イラク戦争
ドンバス戦争
ロシアのウクライナ侵攻
指揮官 オレフ・フット大佐
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第79独立空中強襲旅団と共にウクライナ軍のエリート部隊とされる[1]

概要

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第95独立空中機動旅団

1992年12月12日、ソビエト連邦の崩壊ウクライナの独立に伴い、創設されたウクライナ陸軍第95空挺訓練センターとして創設された[2]

1996年、第95空挺訓練センター隷下の第11独立空挺大隊(第1空中機動大隊に改称)、第12独立空挺大隊(第2空中機動大隊に改称)、第13独立空挺大隊(第13独立空中機動大隊に改称)を基幹に、第95独立空中機動旅団に改編した[2][3]

2000年から、国際連合平和維持活動に参加し、ユーゴスラビアボスニア・ヘルツェゴビナコソボに駐留した。

2003年8月、イラク戦争に派遣され、イラク多国籍軍としてイラクに駐留した。

ドンバス戦争

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2014年3月、ロシアのクリミア侵攻の影響に伴い、クリミア半島と接する南部ヘルソン州に配備された。

2014年5月から、ドンバス戦争に投入され、東部ドネツィク州ルハーンシク州の前線に配置された。

2016年、新設されたウクライナ空中機動軍に編入され、戦車中隊を新編し、第95独立空中強襲旅団に改編した。

2021年10月から、第13独立空中強襲大隊が東部ドネツィク州ホルリウカに配備された[4]

ロシアのウクライナ侵攻

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東部・ドンバス戦線

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2021年11月から、ドンバス戦争で東部ドネツィク州バフムート地区ザイツェベに配備されていたため、ロシアのウクライナ侵攻はそのまま開戦した[5][6]

北部・キーウ戦線

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2022年2月24日から、北部キーウ州ブチャ地区に配備され、侵攻初日にロシア軍に占拠されたアントノフ国際空港を解放した。3月上旬には第14独立機械化旅団と合同でマカリウを解放した[7][8]

東部・セベロドネツク戦線

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2022年2月24日から、第13独立空中強襲大隊が東部ルハーンシク州セヴェロドネツィク地区ポパスナに配備されていたが、5月上旬にポパスナは陥落した[4]

北東部・イジューム戦線

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2022年4月、北東部ハルキウ州イジューム地区に配備されていたが、4月上旬にイジュームは陥落した[9]。部隊が4月中に壊滅したと第79独立空中強襲旅団隷下の第2、第3大隊が主張した[10][11]

2022年5月上旬、第13独立空中強襲大隊が北東部ハルキウ州イジューム地区カミアンカに配備された[4][12]

2022年6月28日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領から、勇気と勇敢さに対する栄誉賞を授与された[13]

2022年9月上旬、北東部ハルキウ州イジュームで攻勢を開始し、ハルキウ州の大部分を解放した[4][14][15]

2022年11月17日、第13独立空中強襲大隊がウォロディミル・ゼレンスキー大統領から、勇気と勇敢さに対する栄誉賞を授与された[16]

東部・スヴァトヴェ-クレミンナ戦線

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2023年3月、東部ルハーンシク州セヴェロドネツィク地区クレミンナに配置されている[17][18]

2023年9月下旬、第1空中強襲大隊が東部ルハーンシク州スヴァトヴェに配置された[19]

2023年9月下旬、第2空中強襲大隊、第13独立空中強襲大隊が北東部ハルキウ州クプヤンシクに配備された[20][21]

東部・アウディーイウカ戦線

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2023年10月下旬、第2空中強襲大隊が東部ドネツィク州ポクロウシク地区マリンカに配備された[22]

2023年11月21日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領から、名誉称号「ポリーシャ」を授与された[23]

編制

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  •   旅団司令部(ジトーミル
  •   第1空中強襲大隊
  •   第2空中強襲大隊
  •   第13独立空中強襲大隊(ジトーミル)
  •   第4空中強襲大隊
  •   旅団砲兵群
    • 指揮情報中隊
    • 自走砲大隊
    • 榴弾砲大隊
    • ロケット砲大隊
  •   対空ミサイル大隊
  •   戦車中隊
  •   偵察中隊
  •   工兵中隊
  •   化学防護中隊
  •   着陸支援中隊
  •   整備中隊
  •   補給中隊
  •   衛生中隊
  •   通信中隊
  •   狙撃小隊
  •   軍楽隊

ギャラリー

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著名な出身者

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出典

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  1. ^ 「サイボーグたち」は廃墟となった空港を守ると誓う”. キエフ・ポスト (10 October 2014). 4 November 2014閲覧。
  2. ^ a b 95-я отдельная аэромобильная бригада 公式サイト
  3. ^ 第95独立空中強襲旅団 Ukrainian Military Pages
  4. ^ a b c d Молодший сержант уміло командує взводом в 95-й бригаді ДШВ ウクライナ空中機動軍公式サイト
  5. ^ Ukraine lost two soldiers on Monday ミリタリー・ランド
  6. ^ ウクライナは新鮮な旅団をドンバスに移動させる ミリタリー・ランド
  7. ^ Ukraine’s Armed Forces regain control of Makariv near Kyiv” (英語). www.ukrinform.net. 2022年3月3日閲覧。
  8. ^ Битва за Гостомель. Як зазнав краху план російського бліцкригу LB.ua
  9. ^ 42日目:戦況と展望 Le Grand Continent
  10. ^ «Нас кинули на м’ясо! Наказ — йти в рукопашку на танки». Скандал у 79-й бригаді, військові з Вінниці просять допомоги te.20minut.ua
  11. ^ «Розпускайте цих недоумків»: зрадницькі відеозвернення «дезертирів» як частина спецоперації ворога フロマツケ
  12. ^ У Житомирі попрощалися з військовим 13 окремого десантно-штурмового батальйону Сергієм Яхимовичем ススピーリネ
  13. ^ ウクライナ大統領令 No. 450/2022 ウクライナ大統領府
  14. ^ Український наступ. Що сталося на Слобожанщині? LB.ua
  15. ^ ウクライナ軍、北東部ハルキウ州で30超の集落を掌握 ゼレンスキー氏 CNN
  16. ^ ウクライナ大統領令 No. 785/2022 ウクライナ大統領府
  17. ^ Будь-які намагання Росії перехопити ініціативу маємо зламати – звернення Президента України ウクライナ大統領府
  18. ^ 【舛添直言】プーチンが「核使用」を決断する可能性はどれくらいあるか 日本ビジネスプレス
  19. ^ Recap Deployment Map changes – Week 38 ミリタリー・ランド
  20. ^ Recap Deployment Map changes – Week 38 ミリタリー・ランド
  21. ^ Зробимо все, щоб додати Україні сили – звернення Президента Володимира Зеленського ウクライナ大統領府
  22. ^ Recap Deployment Map changes – Week 43 ミリタリー・ランド
  23. ^ Десантно-штурмові війська – це хоробрість, яка впливає на всю битву заради нашої незалежності – Володимир Зеленський на урочистостях до Дня ДШВ ウクライナ大統領府

外部リンク

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