第77期本因坊戦
2022年度の本因坊戦
第77期本因坊戦(だい77きほんいんぼうせん)は、毎日新聞社主催、2022年度の本因坊戦である。スポンサーは大和証券グループ本社。本因坊戦は囲碁の七大棋戦の一つである。挑戦者決定リーグ戦は一力遼棋聖と余正麒八段が6勝1敗で並び、決定戦では一力が余に中押勝ちし、第46期名人戦、第46期棋聖戦に次いで本因坊文裕(井山裕太九段)への挑戦権を獲得した。三大棋戦で3回連続2日制七番勝負で同じ顔合わせは史上初のことである。挑戦手合では文裕がスイープで最多11連覇を達成した。
第77期 本因坊戦 | |
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開催期間 | 2020年10月8日 - 2022年6月12日 |
前本因坊 | 本因坊文裕(10期目) |
挑戦者 | 一力遼 |
第77期本因坊 | 本因坊文裕 |
挑戦者決定リーグ | |
リーグ 残留 | |
リーグ 陥落 | |
本因坊戦 < 第76期第78期 > |
方式
編集挑戦手合七番勝負
編集日程 (2022年) |
第1局 | 第2局 | 第3局 | 第4局 | 第5局 | 第6局 | 第7局 | ||||||||
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5月10–11日 | 5月24–25日 | 6月01–02日 | 6月11–12日 | 6月28–29日 | 7月05–06日 | 7月12–13日 | |||||||||
(会場) 対局者
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石川県 ( ) 金沢市 |
埼玉県 ( ) 熊谷市 |
長野県 ( ) 高山村 |
福岡県 ( ) 太宰府市 |
静岡県 ( ) 河津町 |
山梨県 ( ) 甲府市 |
三重県 ( ) 鳥羽市 | ||||||||
金渓閣 | 熊谷ラグビー場 | 藤井荘 | 九州国立博物館 | 今井荘 | 常磐ホテル | 戸田家 | |||||||||
第76期本因坊 本因坊文裕 |
黒 | ○半目 | 白 封 |
○中押 | 黒 | ○中押 | 白 封 |
○中押 | 防衛 | ||||||
挑戦者 一力遼 棋聖 |
白 封 |
● | 黒 | ● | 白 封 |
● | 黒 | ● | |||||||
手数/棋譜 (封じ手) |
357手 (80手目) |
222手 (78手目) |
259手 (82手目) |
196手 (76手目) |
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立会人 | 羽根直樹九段 | 山下敬吾九段 | 二十四世本因坊秀芳 | 二十五世本因坊治勲 |
挑戦者決定リーグ
編集挑戦者決定戦
編集勝敗が同数のため規定により4月4日にプレーオフを行った。
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挑戦者決定リーグ
編集リーグ戦は2021年10月4日の芝野対佐田の対局から開幕し、翌22年3月31日の最終局まで行われた。第6節まで全勝の余が芝野に敗れたことにより、同じ1敗の一力と余がプレーオフにもつれこむことになった。
挑戦1名・陥落4名
枠 | 棋士 | 勝 | 負 | 結 果 | 1回戦 | 2回戦 | 3回戦 | 4回戦 | 5回戦 | 6回戦 | 7回戦 |
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1 | 芝野虎丸 九段[1] | 4 | 3 | 残留 | ● 佐田 |
○ 本木 |
○ 鶴山 |
○ 羽根 |
● 一力 |
● 許 |
○ 余 |
2 | 許家元 十段 | 5 | 2 | 残留 | ● 余 |
● 一力 |
○ 本木 |
○ 鶴山 |
○ 佐田 |
○ 芝野 |
○ 羽根 |
3 | 一力遼 棋聖[2] | 6 | 1 | プレーオフ進出/挑戦 | ○ 鶴山 |
○ 許 |
● 余 |
○ 本木 |
○ 芝野 |
○ 羽根 |
○ 佐田 |
4 | 羽根直樹 九段 | 2 | 5 | 陥落 | ○ 本木 |
● 余 |
○ 佐田 |
● 芝野 |
● 鶴山 |
● 一力 |
● 許 |
5 | 鶴山淳志 八段 | 2 | 5 | 陥落 | ● 一力 |
○ 佐田 |
● 芝野 |
● 許 |
○ 羽根 |
● 余 |
● 本木 |
5 | 余正麒 八段 | 6 | 1 | プレーオフ進出/残留 | ○ 許 |
○ 羽根 |
○ 一力 |
○ 佐田 |
○ 本木 |
○ 鶴山 |
● 芝野 |
5 | 本木克弥 八段 | 1 | 6 | 陥落 | ● 羽根 |
● 芝野 |
● 許 |
● 一力 |
● 余 |
● 佐田 |
○ 鶴山 |
5 | 佐田篤史 七段 | 2 | 5 | 陥落 | ○ 芝野 |
● 鶴山 |
● 羽根 |
● 余 |
● 許 |
○ 本木 |
● 一力 |