第5回立法院議員総選挙
第5回立法院議員総選挙(だい5かいりっぽういんぎいんそうせんきょ)は、1960年11月13日に行われた琉球政府の立法院議員選挙である。
選挙データ
編集公示日
編集投票日
編集- 1960年11月13日
議席数
編集- 29議席
選挙制度
編集有権者数
編集- 448,887人
- (男性:202,356人、女性:246,531人)
立候補者数
編集- 80人
主な争点
編集行政主席の選出方法が、立法院第一党の党首から選出される「第一党方式」になり、当間重剛の後を継いだ大田政作主席は、この総選挙で過半数を占めるのが課題となった。
大田は主席就任と同時に、沖縄自由民主党の総裁に就任し、党組織を強化し選挙に臨んだ。
選挙結果
編集投票率
編集- 84.72%
当選者
編集- 第1区 - 新里清篤
- 第2区 - 新垣安助
- 第3区 - 大城健一
- 第4区 - 山川泰邦
- 第5区 - 岸本永幸
- 第6区 - 伊芸徳一
- 第7区 - 嘉陽宗一
- 第8区 - 当銘由憲
- 第9区 - 中村栄春
- 第10区 - 知花英夫
- 第21区 - 長嶺秋夫
- 第22区 - 上原重蔵
- 第23区 - 外間長賢
- 第24区 - 瑞慶覧長仁
- 第25区 - 真栄城徳松
- 第26区 - 下里恵良
- 第27区 - 長浜清栄
- 第28区 - 大浜信賢
- 第29区 - 森田次郎
党派別獲得議席
編集党派 | 得票数 | 得票率 | 議席 |
---|---|---|---|
沖縄自由民主党 | 181,961 | 48.36% | 22 |
沖縄社会大衆党 | 117,720 | 31.29% | 5 |
沖縄人民党 | 41,114 | 10.93% | 1 |
沖縄社会党 | 9,981 | 2.65% | 0 |
国民党 | 4,495 | 1.20% | 0 |
無所属 | 20,970 | 5.57% | 1 |
出:表「党派別当選者数および得票数」、沖縄タイムス編集『沖縄年鑑』1969(昭和44年)復刻版、466頁
選挙の結果、保守勢力を結集した沖縄自民党が29選挙区中22選挙区で勝利し、圧勝する結果となった。これは革新系の社大党と人民党、社会党の3党が共闘体制を組むことができず独自に候補を擁立したことが、自民党へ有利に作用したことが大きく影響している。