第37独立海兵旅団 (ウクライナ海兵隊)
第37独立海兵旅団(だい37どくりつかいへいりょだん、ウクライナ語: 37-ма окрема бригада морської піхоти)は、ウクライナ海兵隊の旅団。海兵隊司令部隷下。
第37独立海兵旅団 | |
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創設 | 2023年1月12日 |
所属政体 | ウクライナ |
所属組織 | ウクライナ海兵隊 |
部隊編制単位 | 旅団 |
兵科 | 海兵隊 |
兵種/任務 | 水陸両用作戦 |
人員 | 2,000人[1] |
所在地 | オデッサ州チョルノモルシク |
通称号/略称 | A4548 |
上級単位 | 海兵隊司令部 |
戦歴 | ロシアのウクライナ侵攻 |
指揮官 | ヴィタリー・ナプカネンコ大佐 |
概要
編集ロシアのウクライナ侵攻
編集2023年1月12日、ロシアのウクライナ侵攻の影響に伴い、ウクライナ空中機動軍第79独立空中強襲旅団隷下の1個空中強襲大隊を基幹にウクライナ海軍の第37独立海軍歩兵旅団として創設された[2]。
2023年4月、NATOの機密文書が流出し、西側諸国供与のクーガー装甲車、AMX-10RCが配備されたことが判明した[3]。
南部・ドニエプル川戦線
編集2023年4月、南部ヘルソン州カホウカ地区に配備され、ドニエプル川西岸を防御した[4]。
2023年5月23日、ウクライナ海軍からの独立で創設されたウクライナ海兵隊に編入した[5]。
東部・南ドネツク戦線
編集→「2023年ウクライナの反転攻勢」も参照
2023年6月、東部ドネツィク州ヴォルノヴァーハ地区に再配置され、第35独立海兵旅団と共にヴェリカ・ノヴォシルカ方面で攻勢を開始し、スタロマイオルスケを解放した[6]。
南部・ドニエプル川戦線
編集2023年12月、南部ヘルソン州ヘルソン地区に再配置され、第137独立海兵大隊と交代でドニエプル川東岸に展開した[7]。
編制
編集- 旅団司令部(チョルノモルシク)
- 第505独立海兵大隊(ビルホロド=ドニストロフスキー)
- 第1海兵大隊
- 第2海兵大隊
- 戦車大隊
- 旅団砲兵群
- 本部中隊
- 自走砲大隊
- ロケット砲大隊
- 対戦車砲大隊
- 防空大隊
脚注
編集出典
編集- ^ ウクライナ軍、全海兵旅団を16kmの狭い範囲に集中投入 フォーブス・ジャパン
- ^ New Marine Brigades are being formed (Updated) ミリタリー・ランド
- ^ 第217号(2023年4月10日)NATO流出機密文書、戦術核兵器の配備先 ほか ユーリィ・イズムィコ note
- ^ Морпіхи 37 бригади розгромили позиції окупантів біля села Корсунка на лівобережжі Херсонщині (ВІДЕО) ShoTam
- ^ ウクライナ軍に海兵隊創設へ ミリタルヌイ
- ^ ウクライナ軍、全海兵旅団を16kmの狭い範囲に集中投入 フォーブス・ジャパン
- ^ Recap Deployment Map changes – Week 50 ミリタリー・ランド