第2独立特殊任務旅団 (ロシア陸軍)
ロシア軍の部隊
第2独立特殊任務旅団(だい2どくりつとくしゅにんむりょだん、ロシア語: 2-я отдельная бригада специального назначения、略称2 обрСпН)は、ロシア陸軍の旅団。レニングラード軍管区隷下。
第2独立特殊任務旅団 | |
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創設 | 1962年12月1日 |
所属政体 |
ソビエト連邦 → ロシア |
所属組織 | ロシア連邦軍参謀本部情報総局 |
部隊編制単位 | 旅団 |
兵科 | スペツナズ |
兵種/任務 | 特殊作戦 |
所在地 | プスコフ州プスコフ |
通称号/略称 | 軍部隊64044 |
上級単位 | レニングラード軍管区 |
戦歴 |
アフガニスタン侵攻 第一次チェチェン紛争 第二次チェチェン紛争 南オセチア紛争 ドンバス戦争 ロシアのウクライナ侵攻 |
指揮官 | コンスタンチン・ブシュエフ大佐 |
歴史
編集- 1962年9月17日~1963年3月1日:プスコフにおいて、第20独立特殊任務中隊に基づき、第2常備特殊任務旅団編成。旅団創設記念日は12月1日
- 1985年~1989年:第22独立特殊任務旅団に基づき編成された第177独立特殊任務支隊がアフガニスタンでの戦闘行動に参加
- 1995年1月~4月:旅団に基づき混成支隊が編成され、ベスランに駐屯した。
- 1999年:北カフカースでの戦闘行動に参加
- 2000年2月21日:シャトイ郊外において、旅団偵察グループが待ち伏せに遭い、兵士25人(+救援の他部隊兵士8人)が戦死した。
- 2006年9月19日:混成支隊が駐屯地に帰還
- 2008年8月:第329独立特殊任務支隊が、混成平和維持軍の増援として、グルジア・オセチア紛争地帯に派遣される。
旅団からは、4人のロシア連邦英雄(アレクサンドル・カリーニン大尉、セルゲイ・シャンソフ准尉、セルゲイ・サモイロフ上級中尉、ミハイル・ボチェンコフ大尉)が輩出している。
ロシアのウクライナ侵攻
編集→「2023年ベルゴロド州への攻撃」も参照
旅団はロシアのウクライナ侵攻に参加していると報道されている[1]。2022年7月11日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ウクライナでの軍事行動に対し、同旅団に栄誉ある旅団資格「衛兵」を授与した[2]。
2023年6月からロシア・ベルゴロド州、クルスク州に配備され、反プーチン・ロシア人勢力の自由ロシア軍団、ロシア義勇軍団、シベリア大隊の頻繁な越境攻撃を国境で防御しているとされる[3]。
編制
編集- 第70独立特殊任務支隊(軍部隊75242)
- 第177独立特殊任務支隊(軍部隊83395)
- 第329独立特殊任務支隊(軍部隊44917)
- 第700独立特殊任務支隊(軍部隊75143)
- 下級特技兵学校
- 2個教育中隊
- 准尉学校
- 特殊無線通信支隊
- 物資保障中隊
歴代旅団長
編集職名 | 就任年 | 氏名 | 階級 |
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旅団長 | 1962年 - 1966年 | アレクセイ・グリシャコフ | 大佐 |
旅団長 | 1966年 - 1974年 | イーゴリ・クレホフスキー | 大佐 |
旅団長 | 1974年 - 1975年 | オレグ・ジャーロフ | 大佐 |
旅団長 | 1975年 - 1979年 | ユーリー・ゴロウセンコ | 大佐 |
旅団長 | 1979年 - 1987年 | ウラジーミル・グヴォズヂ | 大佐 |
旅団長 | 1987年 - 1989年 | アナトーリー・ベズルチコ | 大佐 |
旅団長 | 1989年 - 1997年 | ゲンナジー・シドロフ | 大佐 |
旅団長 | 1997年 - ? | アナトーリー・ブラシュコ | 大佐 |
旅団長 | ? - ? | ハルチェンコ |
出身者
編集脚注
編集- ^ “Командир псковського спецназу відмовився виконувати накази – розвідка” (16 March 2022). 16 March 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。14 April 2022閲覧。
- ^ Rob Lee. “Putin awarded the Guards status to the GRU/GU's 2nd Spetsnaz Brigade and 17th Army Aviation Brigade”. 2022年7月12日閲覧。
- ^ Russian Offensive Campaign Assessment, March 15, 2024 戦争研究所