第18機関銃・砲兵師団 (ロシア陸軍)
ロシア陸軍の部隊
第18機関銃・砲兵師団(18-я пулемётно-артиллерийская дивизия;略称18 пулад)は、ロシア陸軍の師団の1つ。ロシアが不当に実効支配する日本の北方領土に駐屯する部隊であり、旅団を戦略単位とする軍事改革後も師団の編制を維持している。一時期はロシア陸軍で唯一の師団であった。しかし、現在、東ウクライナに移動している。[1]
第18機関銃・砲兵師団 | |
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創設 | 1978年4月 |
所属政体 |
ソビエト連邦 → ロシア |
所属組織 | ロシア陸軍 |
部隊編制単位 | 師団 |
兵科 | 機関銃・砲兵 |
兵種/任務 | 機関銃・砲兵 |
人員 | 約3,500人 |
編成地 | クニャージ・ヴォルコンスコエ |
上級単位 | 第68軍団 |
最終上級単位 | 東部軍管区 |
担当地域 | クリル列島 |
最終位置 | ゴリャチエ・クリュチ |
戦歴 | 2022年ロシアのウクライナ侵攻 |
歴史
編集- 1978年4月:ハバロフスク地方のクニャージ・ヴォルコンスコエにおいて、第129教育自動車化狙撃師団に基づき師団編成。同月、択捉島のゴリャチエ・クリュチに進駐開始
- 1978年夏:択捉島と国後島に兵員及び機材が展開
- 2022年:師団を東ウクライナに移動させる[1]
編制
編集- 第46機関銃・砲兵連隊:国後島
- 第49機関銃・砲兵連隊:択捉島
- 第110独立戦車大隊:択捉島
- 第584独立修理回収大隊:択捉島
- 第228独立高射大隊:国後島
- 第911独立物資装備補給中隊:択捉島[2]
装備
編集- T-80BV x94?
- BMP-2
- MT-LB
- 82mm迫撃砲2B14 x18
- 152mmカノン砲2A36「ギアツィント-B」 x36
- 122mm榴弾砲D-30 x18
- BM-21「グラード」 x18
- BM-30「スメルチ」
- 9A310M1「ブーク-M1」 x12
- S-300V4
- 戦闘車9A34(35)「ストレラ-10」 x12
- ZSU-23-4「シルカ」 x12
- ZU-23-2 x8[3]
出典
編集- ^ a b “Russia Sends Pacific Island 'Machine Gun Artillery Division' To Ukraine - Forbes” (英語). Fharbor (2022年7月20日). 2022年7月20日閲覧。
- ^ 北方領土におけるロシア軍近代化の現況と日本外交への示唆笹川平和財団 国際情報ネットワーク分析 IINA 小泉悠2021年4月8日
- ^ 軍事研究2014年1月号28p-41p小泉悠