第13期女流王将戦

1991年度の女流王将戦

第13期女流王将戦(だい13きじょりゅうおうしょうせん)は、1990年度(1990年5月23日 - 1991年4月3日)の女流王将戦である。女流王将戦三番勝負は、林葉直子女流王将と挑戦者の斎田晴子女流二段によって行われた[1]。結果は、林葉直子女流王将が2連勝でタイトルを防衛した[1][2]。林葉の女流王将10連覇の功績が認められ、女流棋士として初めてのクイーン称号「クイーン王将」が贈られた[3][注 1]

第13期 女流王将戦
開催期間 1990年5月23日 - 1991年4月3日
前女流王将 林葉直子(9期目)
第13期女流王将 林葉直子(10期目)
△ 昇級 △
次期A 蛸島彰子/船戸陽子
▼ 降級 ▼
次期B 植村真理/山田久美
女流王将戦
第12期第14期 >
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女流王将戦三番勝負

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対局者 第1局 第2局
1991年
3月20日
1991年
4月3日
林葉直子 女流王将 女流王将防衛
斎田晴子 女流二段

挑戦者決定リーグ

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順位 女流棋士 備考 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦
1 山田久美 女流二段 0 6 降級 ●植村 ●斎田 ●高群 --- ●長沢 ●中井 ●清水
2 清水市代 女流名人 4 2 ○斎田 ●長沢 ○中井 ●高群 ○植村 --- ○山田
3 長沢千和子 女流三段 3 3 --- ○清水 ●植村 ●中井 ○山田 ●斎田 ○高群
4 中井広恵 女流王位 4 2 ○高群 ○植村 ●清水 ○長沢 --- ○山田 ●斎田
5 斎田晴子 女流初段 5 1 挑戦 ●清水 ○山田 --- ○植村 ○高群 ○長沢 ○中井
6 植村真理 女流初段 2 4 降級 ○山田 ●中井 ○長沢 ●斎田 ●清水 ●高群 ---
7 高群佐知子 女流初段 3 3 ●中井 --- ○山田 ○清水 ●斎田 ○植村 ●長沢
順位 女流棋士 備考 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 8回戦 9回戦 10回戦 11回戦 12回戦 13回戦
1 蛸島彰子 女流五段 10 2 昇級 ●横山 ○多田 ○森安 ○船戸 ○宇治 ○神田 ○藤森 ○大庭 --- ●関根 ○山下 ○谷川 ○鹿野
2 山下カズ子 女流五段 5 7 ○森安 ●横山 ○多田 ●宇治 ○神田 ○大庭 ●船戸 ●鹿野 ○藤森 ●谷川 ●蛸島 ●関根 ---
3 鹿野圭生 女流1級 3 9 ●多田 ○関根 ●横山 ○神田 ●大庭 ●宇治 ●森安 ○山下 ●谷川 ●船戸 --- ●藤森 ●蛸島
4 谷川治恵 女流三段 8 4 ○大庭 ○宇治 ●船戸 ●藤森 --- ○横山 ●多田 ○神田 ○鹿野 ○山下 □森安 ●蛸島 ○関根
5 多田佳子 女流三段 4 8 ○鹿野 ●蛸島 ●山下 ●関根 ●森安 ●藤森 ○谷川 ●宇治 ●船戸 --- ●横山 ○神田 ○大庭
6 関根紀代子 女流四段 9 3 ○神田 ●鹿野 ○大庭 ○多田 ○船戸 ○森安 ○横山 --- ●宇治 ○蛸島 ○藤森 ○山下 ●谷川
7 藤森奈津子 女流二段 7 5 --- ○神田 ○宇治 ○谷川 ●横山 ○多田 ●蛸島 ●船戸 ●山下 ○大庭 ●関根 ○鹿野 ○森安
8 宇治正子 女流初段 5 7 ●船戸 ●谷川 ●藤森 ○山下 ●蛸島 ○鹿野 --- ○多田 ○関根 ●森安 ○大庭 ●横山 ●神田
9 神田真由美 女流初段 3 9 ●関根 ●藤森 --- ●鹿野 ●山下 ●蛸島 ○大庭 ●谷川 ○森安 ●横山 ●船戸 ●多田 ○宇治
10 横山澄恵 女流1級 7 5 ○蛸島 ○山下 ○鹿野 --- ○藤森 ●谷川 ●関根 ●森安 ●大庭 ○神田 ○多田 ○宇治 ●船戸
11 森安多恵子 女流三段 5 7 ●山下 --- ●蛸島 ○大庭 ○多田 ●関根 ○鹿野 ○横山 ●神田 ○宇治 ■谷川 ●船戸 ●藤森
12 船戸陽子 女流1級 10 2 昇級 ○宇治 ○大庭 ○谷川 ●蛸島 ●関根 --- ○山下 ○藤森 ○多田 ○鹿野 ○神田 ○森安 ○横山
12 大庭美樹 女流2級 2 10 ●谷川 ●船戸 ●関根 ●森安 ○鹿野 ●山下 ●神田 ●蛸島 ○横山 ●藤森 ●宇治 --- ●多田

脚注

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注釈

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  1. ^ 現在は日本将棋連盟を退会したため、称号を名乗る資格を失っている。

出典

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参考文献

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  • 日本将棋連盟女流棋士会『女流棋士の本』日本将棋連盟、2003年3月1日。ISBN 4-8197-0228-9 

外部リンク

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