第112独立領土防衛旅団 (ウクライナ領土防衛隊)
第112独立領土防衛旅団(だい112どくりつりょうどぼうえいりょだん、ウクライナ語: 112-та окрема бригада територіальної оборони)は、ウクライナ領土防衛隊の旅団。北部作戦管区隷下。
第112独立領土防衛旅団 | |
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創設 | 2017年12月7日 |
所属政体 | ウクライナ |
所属組織 | ウクライナ領土防衛隊 |
部隊編制単位 | 旅団 |
兵科 | 軽歩兵 |
兵種/任務 | 郷土防衛隊 |
人員 | 2,000人[1] |
所在地 | キーウ |
通称号/略称 | A7040 |
上級単位 | 北部作戦管区 |
戦歴 | ロシアのウクライナ侵攻 |
指揮官 | ウラジスラウ・コセンコ大佐 |
概要
編集ドンバス戦争
編集2017年12月7日、ドンバス戦争の影響に伴い、ウクライナ領土防衛隊の動員が開始され、キーウで創設された[2]。
ロシアのウクライナ侵攻
編集北部・キーウ戦線
編集2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻で北部キーウ州に配備され、ホストメリ、イルピン、ブチャ、ブロヴァルィー、チョルノービリを防御し、4月にロシア軍はキーウ方面から撤退した[2]。
2022年4月、第241独立領土防衛大隊が第241独立領土防衛旅団に改編された。
東部・セベロドネツク戦線
編集→「ポパスナの戦い」も参照
2022年5月、激戦地の東部ルハーンシク州セヴェロドネツィク地区に再配置され、友軍の救援でポパスナ方面に展開した。第131独立領土防衛大隊の団員がロシア軍戦車に飛び乗って手榴弾で撃破する様子がSNSで広く拡散された[3]。
東部・バフムート戦線
編集→「ソレダルの戦い」も参照
2022年6月、激戦地の東部ドネツィク州バフムート地区に再配置され、バフムート北のソレダル方面に展開した[4]。
北東部・ハルキウ戦線
編集→「2022年ウクライナの東部反攻」も参照
2022年9月、北東部ハルキウ州チュフイウ地区に再配置され、ヴォウチャンシク方面で攻勢を開始し、ハルキウ州の大部分を解放した[4][5]。
東部・バフムート戦線
編集→「バフムートの戦い」も参照
2022年12月、激戦地の東部ドネツィク州バフムート地区に再配置され、バフムート市内を防御したが、2023年5月に陥落した[6]。
2023年7月28日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領より、勇気と勇敢さに対する栄誉賞を授与された[7]。
南部・ドニエプル川戦線
編集2023年10月、第11特務大隊が南部ヘルソン州ヘルソン地区に再配置され、ドニエプル川西岸に展開した[8]。
東部・スヴァトヴェ-クレミンナ戦線
編集→「スヴァトヴェの戦い」も参照
編制
編集- 旅団司令部(キーウ)
- 第126独立領土防衛大隊
- 第127独立領土防衛大隊
- 第128独立領土防衛大隊
- 第129独立領土防衛大隊
- 第131独立領土防衛大隊
- 第244独立領土防衛大隊
- 第11特務大隊
ギャラリー
編集出典
編集- ^ 装備不足のウクライナ領土防衛隊、鹵獲した古いロシア戦車をフル活用 フォーブス・ジャパン
- ^ a b 第112独立領土防衛旅団 ウクライナ領土防衛隊公式サイト
- ^ На Луганщині боєць ТрО підірвав російський танк, закинувши гранату в люк. ВІДЕО ノヴィナルニア
- ^ a b «Знаю кожного свого бійця в лице» 慈善基金 生きて帰る
- ^ “ウクライナ軍、北東部ハルキウ州で30超の集落を掌握 ゼレンスキー氏”. CNN
- ^ Ukraine War, 12 December 2022 トム・クーパー
- ^ ウクライナ大統領令 No. 461/2023 ウクライナ大統領府
- ^ Recap Deployment Map changes – Week 41 ミリタリー・ランド
- ^ Чернігівщина в жалобі: ще один воїн загинув за Незалежність チェルニーヒウ州公式サイト