竹田調整池堰(たけたちょうせいちぜき)は、大分県竹田市大野川にある九州電力の発電用のである。魚住堰堤とも呼ばれ、竹田ダム魚住ダム等の通称でも呼ばれるが、堤高が15m未満であるため河川法上のダムには該当しない。

竹田調整池堰
(魚住堰堤、竹田ダム、魚住ダム)

竹田調整池堰

地図
所在地 左岸:大分県竹田市大字入田
右岸:大分県竹田市大字竹田
位置 北緯32度57分28秒 東経131度23分26秒 / 北緯32.95778度 東経131.39056度 / 32.95778; 131.39056
河川 大野川水系大野川
ダム湖 竹田調整池(魚住湖)
ダム諸元
ダム型式 重力式コンクリートダム
堤高 10.2 m
堤頂長 104 m
流域面積 326 km2
総貯水容量 752 m3
利用目的 発電
事業主体 九州電力
電気事業者 九州電力
発電所名
(認可出力)
竹田発電所
(7,000kw
着手年 / 竣工年 [[]] / 1955年
出典 平成24年7月九州北部豪雨災害土木学会調査団報告 第10章 今回の災害における特徴的な事象 (PDF) 公益社団法人土木学会 九州北部豪雨災害調査団
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概説

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1955年(昭和30年)5月完成。大野川と支流の玉来川との合流点の約500m下流に位置しており、この堰によって形成された人造湖の竹田調整池(魚住湖)が合流点の上流まで広がっている。堰の直下には昭和初期に日本百景のひとつにも数えられた魚住の滝があるが、この堰の完成によって、水量が減少するとともに、景観も大きく変化している。

本堰は、高さ4.15mの堰の上部に8門の洪水吐ゲートを設置した発電用の取水堰で[1]、取水された用水は九州電力竹田発電所での水力発電に用いられる。

平成24年7月九州北部豪雨

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2012年(平成24年)7月中旬の九州北部豪雨では、玉来川が氾濫して竹田市に広範な被害をもたらした。その一因として、竹田調整池堰によって上流部の水位が上昇したのではないかとの指摘があったが、後の検証では堰の影響は限定的だったとされた[1]。また、竹田発電所が浸水して発電設備が冠水したため使用不能となり、復旧したのは約半年後の2013年(平成25年)1月30日であった[2]

アクセス

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大野竹田バス魚住停留所下車[3]

脚注

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