竹崎駅

阿里山森林鉄路の駅

竹崎駅(ちくきえき、たけさきえき、ヂューチーえき)は、台湾嘉義県竹崎郷にある阿里山森林鉄路阿里山線

竹崎駅
駅舎
竹崎
ヂューチー
Zhuqi
地図
所在地 中華民国の旗 台湾嘉義県竹崎郷旧車站11号
座標: 北緯23度31分33秒 東経120度33分14秒 / 北緯23.52583度 東経120.55389度 / 23.52583; 120.55389
所属事業者 阿里山森林鉄路
駅構造 地上駅
ホーム 相対式ホーム2面2線
開業年月日 1910年10月1日
乗入路線
所属路線 阿里山線
駅番号 362
キロ程 14.2 km(嘉義起点)
鹿麻産 (3.4 km)
(4.7 km) 木履寮
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竹崎駅
各種表記
繁体字 竹崎車站
簡体字 竹崎车站
拼音 Zhúqí Chēzhàn
通用拼音 Jhúcí Chejhàn
注音符号 ㄓㄨˊ ㄑㄧˊ ㄔㄜ ㄓㄢˋ
発音: ヂューチー チャーヂャン
台湾語白話字 Tik-kiā Chhia-thâu(車頭)
客家語白話字: Chuk-khi Chhâ-theù(車頭)
日本語漢音読み ちくきえき
日本語慣用読み たけざきえき
英文 Zhuqi Station
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概要

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標高は127メートル。駅舎は阿里山の檜を使った平屋の木造建築で、一部ホームは枕木を再利用している。機関車の方向転換を行うためのデルタ線が設置されている。開業当時は阿里山線の登坂起点としての重要拠点だったため、駅構内は7線の留置線が設けられ、蒸気機関車の長時間停泊に使われていた。1960年代にディーゼル化される以前は安全上の理由で阿里山行き列車は前方での牽引から後方での推進運転に切り替えるため、デルタ線を使っての方向転換や、平地用の18t級機関車と高地用の28t級機関車の付け替えを行っていた。

駅東側(阿里山方)に設けられたデルタ線は1912年開業当時、二万坪駅(当時は二万平駅)と並んで登坂運行上の重要拠点に設置されていたが、1920年に連結方向が固定されると重要度は低下した。しかし台糖南靖糖廠向けのサトウキビ畑が沿線に分布していたため、製糖の時季には当駅での積込みでデルタ線を使う南靖糖廠のサトウキビ列車で賑わった。

歴史

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竹崎駅
  中華民国 文化資産
 
駅舎(ホーム側)
登録名称竹崎車站
等級県定古蹟
文化資産登録
公告時期
2009年3月4日
詳細登録資料
  • 1910年10月1日 - 「竹頭崎駅」として開業[1]
  • 1920年10月1日 - 「竹崎駅」に改称[2]
  • 1952年 - 現在のデザインに改装。
  • 2009年3月4日 - 駅舎が県指定古蹟に登録。

駅構造

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相対式ホーム2面2線の地上駅。木造ホームは臨時用。

駅周辺

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バス

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停留所は《竹崎火車站》

系統 事業者 行先 備考
7313 嘉義県公車処  嘉義駅前站 - 松脚 - 渓心寮
7321 嘉義県公車処 嘉義駅前站 - 松脚 一部竹崎高中、嘉義市学区まで延長運行。
7323B 嘉義県公車処 嘉義駅前站 - 竹崎 - 梅山 竹崎高中は循環運行。

隣の駅

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阿里山森林鉄路
阿里山線
鹿麻産駅 - 竹崎駅 - 木履寮駅

脚注

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  1. ^ 台湾総督府 (1910-09-29). “台湾総督府告示第122号”. 官報. 1910年10月14日 (第8196号 ed.). 大蔵省印刷局. p. 391. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2951548/2. "明治四十三年十月一日ヨリ嘉義廳下嘉義竹頭崎間鐵道運輸營業ヲ開始ス 其ノ哩程左ノ通"  国立国会図書館
  2. ^ 台湾総督府 (1920-09-26). “台湾総督府告示第160号”. 官報. 1921年01月19日 (第2537号 ed.). 大蔵省印刷局. p. 323. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2954652/2. "大正九年十月一日ヨリ阿里山鐵道停車場ノ名稱中左ノ通改稱ス"  国立国会図書館

外部リンク

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