ウォータールー・ロード (香港)
ウォータールー・ロード(Waterloo Road、窩打老道)は、香港九龍を東西方向に貫く主要街路のひとつ[1]。油麻地から九龍塘まで延びている。
窩打老道 | |
所属 | 香港1号幹線 |
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名祖 | ワーテルローの戦い |
全長 | 4.8 km (3.0 mi) |
座標 | 北緯22度19分37秒 東経114度10分42秒 / 北緯22.327度 東経114.1784度座標: 北緯22度19分37秒 東経114度10分42秒 / 北緯22.327度 東経114.1784度 |
南端 | Princess Margaret Road(公主道) |
北端 | Lion Rock Tunnel(獅子山隧道) |
整備 | |
落成 | 20世紀初め |
ウォータールー・ロード | |||||||||||
中国語 | 窩打老道 | ||||||||||
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位置
編集この道路は、ライチョン・ロード(Lai Cheung Road、麗翔道)とフェリー・ストリート(Ferry Street、渡船街)との交差点の西側を起点とし、ネイザンロード(Nathan Road、彌敦道)を過ぎる地点まで東へ進む[1]。次いで、北東=南西方向に油麻地の東部から旺角を通り、プリンセス・マーガレット・ロード(Princess Margaret Road、公主道)との交差点に達する。そこから再度折れて、九龍塘を北方へ進み、獅子山トンネル(Lion Rock Tunnel、獅子山隧道)に至る。
歴史
編集ウォータールー・ロードは、ワーテルローの戦いに因んで命名された[2]。この道が通されたのは、20世紀初めのことであった[1]。
ウォータールー・ロードは、段階的に建設されたため、いち早く19世紀末には、広華医院近くの道が既に落成しており、その後20世紀初めに油麻地のフェリー・ストリート一帯まで延長された。1922年には、九龍塘の発展のため、ウォータールー・ロードは九龍塘のコーンウォール・ストリート(歌和老街)付近まで、延長された[3][4]。1961年には、龍翔道の開通により、北方へ延長されて現在の位置となった。
沿道
編集広華医院、九龍華仁書院、瑪利諾修院学校、真光女書院は、いずれも油麻地のウォータールー・ロードに面した位置にある[1]。果物の卸売市場である油麻地果欄と、劇場である油麻地戯院は、油麻地のリクラメーション・ストリート(新填地街)との交差点に面している。ユニバーサル・モデルズ(Universal Models Limited、ドラゴンモデルズの親会社)も、この道に面した旺角の一角にある。
文学
編集ウォータールー・ロードは、ポール・セローの『九龍塘の恋 (Kowloon Tong: A Novel of Hong Kong)』でも言及されている[5]。
脚注
編集- ^ a b c d Wordie, Jason (2007). “Waterloo Road”. Streets: Exploring Kowloon. Hong Kong University Press. pp. 96–97. ISBN 978-9622098138
- ^ Yanne, Andrew; Gillis Heller (2009). “Waterloo Road”. Signs of a Colonial Era. Hong Kong University Press. pp. 93. ISBN 978-9622099449
- ^ 《九龍街道命名考源》梁濤 著,第37頁,市政局出版,1993年
- ^ 《香港歷史文化小百科16-趣談九龍街道》 爾東 著,第133-134頁,明報出版社,2004年11月,ISBN 962-8871-46-3
- ^ Theroux, Paul (1998). Kowloon Tong: A Novel of Hong Kong. Houghton Mifflin Harcourt. ISBN 978-0547525884
関連項目
編集外部リンク
編集- ウィキメディア・コモンズには、ウォータールー・ロード (香港)に関するカテゴリがあります。