空想の機械達の中の破壊の発明
『空想の機械達の中の破壊の発明』(くうそうのきかいたちのなかのはかいのはつめい)は、三鷹の森ジブリ美術館にて2002年から2004年にかけて公開されていたアニメーション映像。宮崎駿が企画し庵野秀明が原作・脚本・監督を務め、スタジオジブリにより制作された。
空想の機械達の中の破壊の発明 | |
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監督 | 庵野秀明 |
脚本 | 庵野秀明 |
原作 | 庵野秀明 |
出演者 | 平淑恵 |
音楽 | 久石譲 |
撮影 | 高橋賢太郎 |
公開 | 2002年10月2日 |
上映時間 | 2分47秒2コマ |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ストーリー
編集浮遊戦艦、潜水艦、地底戦車、さらには機動歩兵など、虚実織り交ぜた空想の兵器たちが登場する。破壊の限りを尽くす彼らだったが、最後に巨大な爆発が発生し全てが灰燼に帰す。
登場人物
編集- ナレーション - 平淑恵
制作・エピソード
編集本作では人物(キャラクター)が一切登場しない。本作全編を通しセリフは平淑恵によるナレーションのみであり、それ以外の音としては効果音や久石譲の手掛けた音楽だけである。
監督の庵野が本作を手掛けたのは、宮崎が披露宴で主賓としてスピーチをしてくれるのならやるという条件で受けたためだという[1]。式の最中に宮崎は「自分はこうしてスピーチをしているが、庵野はまだコンテを完成させていない」旨の発言をし周囲の笑いを誘った。
スタッフ
編集- 企画:宮崎駿
- 原作・脚本・監督:庵野秀明
- 音楽:久石譲
- プロデューサー:鈴木敏夫
- 制作:スタジオジブリ
- 原画:山下明彦
- 動画検査:村田康人
- 動画:富田浩章・小林幸洋・長部州太・白石亜由美・山浦由加里・佐伯忍・金子由紀江・下平啓介・中里舞・矢野守彦・中西雅美・菅原隆人・谷平久美子・田名部節也・錦見楽
- 美術:武重洋二
- ハーモニー処理:高屋法子
- 色彩設計・仕上検査:三笠修
- 色指定補:山崎紀代美
- スキャン&ペイント:垣田由紀子・飯島弘志・内田竜司・横山由妃・清水亜紀子・南城久美・斉藤美智子・大蔵芙美乃・桐生春奈・川又史恵・宮地志保美
- 撮影監督:高橋賢太郎
- デジタル撮影:那須信司・鳥山将司・佐藤勝史・木村俊也・福島敏行
- 特殊効果:榊原豊彦
- BGスキャン・色調整:奥井敦・薮田順二・高橋わたる・田村淳
- CG:片塰満則・軽部優・桝内進・泉津井陽一
- 録音演出:林和弘
- 整音:井上秀司
- 効果:野口透
- 録音:東京テレビセンター
- 音響制作:KiKi
- 音楽制作:稲城和実
- AVID編集:古城環
- ネガ編集:瀬山武司
- 制作担当:渡辺宏行
- 制作デスク:神村篤・望月雄一郎
- 制作進行:居村健治・齋藤純也
- ポスプロ担当:津司紀子
- 制作協力:高橋プロダクション・T2 Studio・GAINAX・アニメTOROTORO・中村プロダクション
- 現像:IMAGICA
- タイミング:平林弘明
- フィルム・レコーディング:豊谷慎吾・柴田祐男・本間政弘
- カラー・マネジメント・システム:遠藤浩平
- GALETTE TM:山井哲也
- フロント業務:志村由布子
- ラポ・マネジメント:川又武久
関連項目
編集脚注
編集- ^ 庵野秀明監督、自身初の特集上映“完走”に万感の思い映画.com(2014年10月)