空の勇士
空の勇士(そらのゆうし)は、日本の軍歌(戦時歌謡・軍国歌謡)。1939年(昭和14年)夏に発生したノモンハン事件を題材に、その「ノモンハン航空戦」で勇戦した陸軍航空部隊を歌った。
概要
編集1940年(昭和15年)1月新譜臨時発売盤として、前年11月14日を期してレコード会社5社から発売された。
作品は読売新聞社が陸軍省の後援で公募し、一般人の大槻一郎作詞、蔵野今春作曲。選定に当たったのは西条八十と北原白秋であった。元詞であった一番の「明日は死ぬる」は、文部省からのクレームで「明日は死ぬぞ」に改められている。
曲と詞が合致した作品で大ヒットした。なお、キングレコードは同時期に社運を賭した「出征兵士を送る歌」に全力を傾注する為に競作には不参加であった。