稲根神社 (東京都御蔵島村)
東京都御蔵島村の神社
稲根神社(いなねじんじゃ)は、東京都御蔵島村の神社。なお、集落の側にある神社は拝殿で、本殿(奥宮)は拝殿の約4キロメートル南の稲根ヶ森にある。
稲根神社 | |
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所在地 | 東京都御蔵島村 |
主祭神 | 伊太氐和気命(いたてわけのみこと) |
社格等 | 郷社、式内社 |
創建 | 不詳 |
歴史
編集創建年代は不明である。ただ延喜式の式内社「伊太氐和気命神社」と比定されていることから、少なくとも延喜年間(901年 - 923年)には既に存在していたものと推測される。
伝承によれば、昔、稲根山に毎夜光り輝く物体があるのに気が付き、近くに寄ると木に鏡がかかっていた。そこで、鏡を神体とする神社を創建することになった。これが当社の起源である[1]。
当社には、一時三宅島に流刑となった多賀朝湖(後の英一蝶)の作品「板絵着色神馬図額」「板絵着色大森彦七図額」を所蔵している[2]。
文化財
編集交通アクセス
編集- 御蔵島港より徒歩15分(拝殿)。
脚注
編集- ^ 稲根神社東京都神社庁
- ^ 東京都歴史教育研究会 編『東京都の歴史散歩 下(歴史散歩13) 多摩・島嶼』山川出版社、2005年、248p
- ^ 御蔵島が奇跡の島と呼ばれる理由。厳しくも美しい魅惑の森海体験東京観光財団「TAMASHIMA.tokyo」
- ^ 板絵着色神馬図額 多賀朝湖(英一蝶)筆東京都
- ^ 板絵着色大森彦七図額 多賀朝湖(英一蝶)筆東京都
- ^ 板絵着色島民生活労働図額東京都
参考文献
編集- 東京都歴史教育研究会 編『東京都の歴史散歩 下(歴史散歩13) 多摩・島嶼』山川出版社、2005年