稲核橋
長野県松本市を流れる梓川に架かる国道158号の橋
稲核橋(いねこきはし)は、長野県松本市、信濃川水系梓川に架かる国道158号の橋。
稲核橋 | |
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稲核橋(上)と先代稲核橋(下) | |
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 長野県松本市 |
交差物件 | 信濃川水系梓川 |
建設 | 1965年 |
座標 | 北緯36度10分06.5秒 東経137度46分21.5秒 / 北緯36.168472度 東経137.772639度座標: 北緯36度10分06.5秒 東経137度46分21.5秒 / 北緯36.168472度 東経137.772639度[1] |
構造諸元 | |
形式 | 鋼上路2ヒンジソリッドリブアーチ橋 |
材料 | 鋼 |
全長 | 92 m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
概要
編集長野県松本市安曇稲核集落の1 km下流に位置する。当橋の上流140 mには東京電力の発電用ダム・稲核ダムがある。谷が深い当地に建設された当橋の形式は上路アーチ橋であり、橋脚は両岸の岩盤に固定されているだけで、中ほどの橋脚はない。国道158号を下流から上流に向かうと、新淵橋で梓川左岸に渡り、この稲核橋までは左岸を通っている。稲核橋で右岸に渡り、奈川渡ダムまでは右岸を通る。
国道158号の現道は急峻な地形のため落石の危険がある上に急カーブが多く、交通障害が多いことから三本松トンネルから稲核ダムに至る区間をバイパスする狸平工区が事業中であり、本橋に隣接して新橋が架設される予定である[2][3]。
橋名 | 稲核橋(初代) | 稲核橋(2代) | 稲核橋(3代) | 稲核橋(現行) |
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開通年 | 1884年 | 1903年 | 1936年 | 1965年 |
型式 | 木造刎橋 (明治初年は藤蔓橋) |
釣橋 (後に木造方杖橋に改造) |
鋼上路 トラスドアーチ橋 |
鋼上路2ヒンジ ソリッドリブアーチ橋 |
全長 (m) | ? | 44 | 48.3 | 92 |
幅員 (m) | ? | 3 | 5 | ? |
備考 | 撤去 | 撤去 | 供用中 | 供用中 |
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落葉期に下流から見た稲核橋。橋の上方は稲核ダムの構造物
脚注
編集- ^ 位置は「ウォッ地図」(2012年3月3日閲覧)にて得た橋中心の座標である(参考値)。
- ^ 「狸平地区の改良が事業化」(PDF)『「中部縦貫自動車道・国道158号改良」通信』創刊号、中部縦貫自動車道(松本〜中ノ湯間道路)建設・国道158号整備促進期成同盟会・中部縦貫自動車道の早期建設を進める会・国道158号改良を促進する沿線住民の会、2018年12月、2022年10月29日閲覧。
- ^ 「国道158号狸平工区の状況」(PDF)『「中部縦貫自動車道・国道158号改良」通信』第8号、中部縦貫自動車道(松本〜中ノ湯間道路)建設・国道158号整備促進期成同盟会・中部縦貫自動車道の早期建設を進める会・国道158号改良を促進する沿線住民の会、2022年3月、2022年10月29日閲覧。
- ^ 「JSCE 橋梁史年表:<稲核橋>」より(2012年3月3日閲覧)。