秋月龍珉
(秋月竜珉から転送)
秋月 龍珉(あきづき りょうみん、1921年10月1日[1] - 1999年9月13日)は、日本の仏教学者、倫理学者。埼玉医科大学名誉教授。成城大学講師。
人物情報 | |
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生誕 |
1921年10月1日 宮崎県宮崎市 |
死没 | 1999年9月13日(77歳没) |
出身校 | 東京帝国大学 |
子供 | 秋月真人 |
学問 | |
研究分野 | 禅、仏教とキリスト教 |
研究機関 | 埼玉医科大学・花園大学 |
称号 | 師家(臨済宗) |
主要な作品 | 『公案』 |
影響を受けた人物 | 鈴木大拙 |
影響を与えた人物 | 竹村牧男 |
経歴
編集宮崎県宮崎市出身。東京帝国大学文学部哲学科卒。居士身(在家)で禅の修行を行い、50歳を過ぎた1972年に臨済宗妙心寺派の僧籍に入る。臨済正宗『真人会』師家、埼玉医科大学教授、花園大学教授、雑誌『大乗禅』主幹を務めた[2]。
著書
編集- 『公案 実践的禅入門』(筑摩書房、新書グリーンベルト) 1965、ちくま文庫 1987、ちくま学芸文庫 2009
- 『禅学ノート』(教育新潮社、昭和仏教全集) 1967
- 『禅門の異流 語録<盤珪> 驢鞍橋<正三> 詩集<良寛> 狂雲集<一休>』(筑摩書房、日本の仏教) 1967、筑摩叢書 1992、講談社学術文庫 2024
- 『鈴木大拙の言葉と思想』(講談社現代新書) 1967、のち改題『鈴木大拙』(講談社学術文庫) 2004
- 『世界の禅者 鈴木大拙の生涯』(岩波書店、同時代ライブラリー) 1992.11 - 著者宛ての書簡も収録
- 『道元入門 生の充実を求めるために』(講談社現代新書) 1970
- 『初めに大悲あり 人間を生かす禅』(講談社) 1970
- 『禅と人生』(雪華社) 1970
- 『鈴木禅学と西田哲学』(春秋社) 1971
- 『禅入門』(潮文社) 1972
- 『禅と人生』(雪華社) 1973
- 『坐禅に生きる 加藤耕山老師随聞記 』(柏樹社、柏樹新書) 1973
- 『禅問答 公案絵物語』(潮文社) 1975
- 『禅の探求 生と死と宇宙の根本を考える』(産報、サンポウ・ブックス) 1976
- 『坐禅のすすめ』(渓声社) 1976.12
- 『一日一禅』上・下(講談社現代新書) 1977.3、講談社学術文庫 2003
- 『在家禅のすすめ』(廣済堂ブックス) 1980.6、廣済堂文庫 1991
- 『禅のことば』(講談社現代新書) 1981.9
- 『禅の人 私の出会った人生の師たち』(筑摩書房) 1982.4
- 『禅と人生 続』(雪華社) 1982.4
- 『入門禅の読み方 日常語で語る禅のこころと生きる知恵』(日本実業出版社) 1982.5
- 『「正法眼蔵」を読む 現代を生き抜く一二〇の知恵』(PHP研究所) 1982.11、PHP文庫 1985
- 『牛牧いの詩 秋月龍珉禅論集1』(雪華社) 1983.2
- 『禅式健康法のすすめ 病気にならない体をつくる』(PHP研究所) 1983.6
- 『新撰禅語入門 禅問答で説く人生の知恵』(PHP研究所) 1983.7
- 『「正法眼蔵」の知恵100 道元に学ぶ禅の極意』(PHP研究所) 1984.4、のち改題『続 「正法眼蔵」を読む』(PHP文庫) 1990
- 『道元禅師の『典座教訓』を読む』(大法輪閣) 1985.9、ちくま学芸文庫 2015.9
- 『白隠禅師』(講談社現代新書) 1985.10、河出文庫 2013
- 『「正法眼蔵」の奥義』(PHP研究所) 1985.10
- 『「正法眼蔵随聞記」を読む 道元の思想と生涯』(PHP研究所) 1986.10
- 『禅がわかる本』(廣済堂文庫) 1987.1
- 『般若心経の知慧 自我の酔いから救い出す「空」の教え』(永岡書店、ビジネス選書) 1988.5、PHP文庫 1995
- 『新大乗 仏教のポスト-モダン 』(鈴木出版) 1988.6
- 『「新大乗」の旗のもとに』(東方出版) 1988.7
- 『道元百言百話 開祖のこころと素顔』(PHP研究所) 1989.11
- 『十牛図・坐禅儀 禅宗四部録 上』(春秋社、禅宗古典選 ) 1989.10
- 『信心銘・証道歌 禅宗四部録 下』(春秋社、禅宗古典選) 1991.6
- 『無門関を読む 口語で読む禅の古典』(PHP研究所) 1990.6、講談社学術文庫 2002
- 『禅仏教とは何か』(法蔵館、法蔵選書) 1990.5、法蔵館文庫 2020.5
- 『日常の禅語』(徳間文庫) 1993.1
- 『誤解だらけの仏教 「新大乗運動」の一環として』(柏樹社) 1993.9、講談社学術文庫 2006
- 『まっさきに読む「禅」の本 「新大乗」運動の提唱』(勉誠社) 1994.7
- 『現代を生きる仏教』(大蔵出版) 1995.12、平凡社ライブラリー 2001
- 『絶対無と場所 鈴木禅学と西田哲学』(青土社) 1996.12
著作集
編集- 「秋月龍珉著作集」全15巻(三一書房) 1978 - 1980
- 『現代を生きる禅』
- 『初めに大悲ありき』
- 『一休・正三・盤珪・良寛』
- 『禅百話』
- 『独掌浪りに鳴らず』
- 『人類の教師・鈴木大拙』
- 『鈴木禅学入門』
- 『鈴木禅学と西田哲学の接点』
- 『禅の探究』
- 『禅入門』
- 『禅問答』
- 『続 禅問答』
- 『禅の古典の味わい方』
- 『禅宗語録 漢文入門』
- 『坐禅のすすめ』
共編著
編集- 『仏教とキリスト教 滝沢克己との対話を求めて』(八木誠一, 阿部正雄, 本多正昭共著、三一書房) 1981.12
- 『坐禅に生きた古仏耕山 加藤耕山老師随聞記』(柳瀬有禅共著、柏樹社) 1983.2
- 『禅者牧師吉田清太郎 禅とキリスト教の接点に生きる』(平河出版社) 1983.3
- 『禅の心・歴史』(八木誠一、平河出版社、禅ブックス) 1983.11
- 『歴史のイエスを語る キリスト教と仏教の対話のために』(八木誠一、春秋社) 1984.2
- 『「般若心経」を解く 禅とキリスト教の対話』(八木誠一、講談社) 1985.6
- 『キリスト教の誕生』(八木誠一、青土社、徹底討議) 1985.12
- 『禅の修行』(八木誠一、平河出版社、禅ブックス) 1986.3
- 『禅と現代』(八木誠一、平河出版社、禅ブックス) 1986.9
- 『禅と日本文化』(八木誠一、平河出版社、禅ブックス) 1987.5
- 『対談「新大乗」』(鈴木出版) 1989.1 - 仏教学者7名との対論
- 『親鸞とパウロ』(八木誠一、青土社、徹底討議) 1989.1
- 『禅とイエス・キリスト』(八木誠一、青土社、徹底討議) 1989.12
- 『ダンマが露わになるとき 仏教とキリスト教の宗教哲学的対話』(八木誠一、青土社) 1990.10
- 『禅宗語録漢文の読み方』(秋月真人共著、春秋社、禅宗古典選) 1993.7
- 『無心と神の国 宗教における<自然>』(八木誠一、青土社、徹底討議) 1996.5