私の少女』(わたしのしょうじょ、原題:도희야)は、2014年公開の韓国映画。映画監督のイ・チャンドンがプロデュースし、チョン・ジュリの長編映画監督デビュー作となった。主演はペ・ドゥナ[2][3]
第67回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門正式出品作品[4][5]。第50回シカゴ国際映画祭特別招待作品[6]

私の少女
도희야
監督 チョン・ジュリ
脚本 チョン・ジュリ
製作総指揮 イ・チャンドン
出演者 ペ・ドゥナ
キム・セロン
音楽 チャン・ヨンギュ
撮影 キム・ヒョンソク
製作会社 ファインハウスフィルム
ナウフィルム
配給 CJエンタテインメント
公開
上映時間 119分
製作国 大韓民国の旗 韓国
言語 韓国語
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私の少女
各種表記
ハングル 도희야
発音 トヒヤ
日本語読み: わたしのしょうじょ
題: A Girl at My Door
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製作・上映

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韓国芸術総合学校映像院はCJエンタテインメントとの共同プロジェクトで、在学生、卒業生を対象にした公募展を行った。最終的に選ばれたシナリオが実際に映画製作に入ることになっていた。同校映像院の学生で、すでにいくつかの短編を発表していたチョン・ジュリ(女性)も応募し、最終候補5作品のなかに残るも、結局落とされた。しかしイ・チャンドン監督の目にとまり、チャンドンのプロデュースにより、チョンの長編映画第一作がつくられることとなった[7]

チョン・ジュリは、主人公のヨンナムと14歳の少女の関係をあいまいなものとしてシナリオを書いた[8]。そのため投資先を見つけるのに苦労し、資金の大部分は韓国映画振興委員会から調達された。予算は30万ドルであった。ヨンナム役のペ・ドゥナ、少女役のキム・セロンはともに無報酬で出演した[8]

2014年5月に開かれた第67回カンヌ国際映画祭に出品され、同年5月22日、韓国で一般公開された。同年10月13日、ロンドン映画祭で『A Girl at My Door』のタイトルで上映された[1]。同年11月22日から30日にかけて開催された第15回東京フィルメックスに『扉の少女(仮題)』として出品された[9] 。日本では2015年5月1日に一般公開された[1]

ストーリー

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ソウルから小さな漁港の村の警察所所長として赴任したイ・ヨンナム(ペ・ドゥナ)は、14歳の少女ソン・ドヒ(キム・セロン)が継父ヨンハから暴力を受けているのを目撃する。ドヒの母親はドヒを置いて家を飛び出しており、村唯一の若者であるヨンハの虐待に村の者は見て見ぬふりをしていた。

ドヒは暴力から自分を守ってくれるヨンナムに懐き、ヨンナムがドヒを自宅に引き取り面倒をみることとなるが、継父のヨンハはヨンナムのある秘密を目撃する。

キャスト

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受賞歴

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g 私の少女 - IMDb(英語)
  2. ^ “ペ・ドゥナ主演『私の少女』に込めた思いと責任”. 朝日新聞. (2015年5月4日). https://webronza.asahi.com/culture/articles/2015050200005.html 2020年2月23日閲覧。 
  3. ^ “【インタビュー】『私の少女』ぺ・ドゥナ、名子役に脱帽「私のほうが子どもっぽい」”. CinemaCafe. (2015年4月27日). https://www.cinemacafe.net/article/2015/04/27/30858.html 2020年2月23日閲覧。 
  4. ^ “「私の少女」カンヌ国際映画祭で10分間のスタンディングオベーション…新人監督賞の候補に!”. Kstyle. (2014年5月20日). https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=1995160 2020年2月23日閲覧。 
  5. ^ “FILE.21『私の少女』チョン・ジュリ監督インタビュー”. TS TOKYO/トーキョー女子映画部. (2015年3月26日). https://www.tst-movie.jp/worker_lady/wk_lady21_150430001.html 2022年10月29日閲覧。 
  6. ^ “映画「私の少女」――窮地に陥る少女と女性警察署長、女性の視点で社会問題描くミステリー”. クリスチャン新聞オンライン. (2015年4月25日). https://クリスチャン新聞.com/?p=1843 2020年2月21日閲覧。 
  7. ^ チョ・ジヨン (2014年5月27日). “映画「私の少女」チョン・ジュリ監督“ペ・ドゥナ&キム・セロンの好演は本当に有り難かったです””. Kstyle. 2025年1月2日閲覧。
  8. ^ a b Simon, Nathalie (4 November 2014). “A Girl at My Door ou les femmes de Corée vues par July Jung” (French). Le Figaro. 5 November 2014閲覧。
  9. ^ 東京フィルメックス・コンペティション 第15回東京フィルメックス受賞結果”. 東京フィルメックス. 2025年1月2日閲覧。

外部リンク

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