福間良明
福間 良明(ふくま よしあき、1969年 - )は、日本の社会学者。立命館大学産業社会学部教授、専門は歴史社会学、メディア史。
人物情報 | |
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生誕 | 熊本県熊本市 |
国籍 | 日本 |
出身校 |
同志社大学文学部 同大学大学院文学研究科修士課程修了 京都大学大学院人間環境学研究科博士後期課程修了 |
学問 | |
研究分野 | 社会学 |
研究機関 |
香川大学 立命館大学 |
学位 | 博士(人間・環境学)(2003年・京都大学) |
学会 |
日本マス・コミュニケーション学会 日本社会学会 関西社会学会など |
脚注 |
経歴
編集1969年、熊本県熊本市生まれ。同志社大学文学部卒業後、同志社大学大学院文学研究科修士課程修了、2003年京都大学大学院人間環境学研究科博士後期課程を修了した。「「辺境」に映るナショナリティ 「日本」という空間の融解/再構築」で博士(人間・環境学)を取得する。
2004年香川大学経済学部講師、05年助教授(07年に准教授へと変更される)、08年立命館大学産業社会学部准教授を経て、同教授を務める。
受賞歴
編集- 2007年、第1回内川芳美記念マス・コミュニケーション学会賞 - 『「反戦」のメディア史』に対して[1]
- 2017年、サントリー学芸賞 - 『「働く青年」と教養の戦後史――「人生雑誌」と読者のゆくえ』に対して[2]
著書
編集単著
編集- 『辺境に映る日本――ナショナリティの融解と再構築』(柏書房, 2003年)
- 『「反戦」のメディア史――戦後日本における世論と輿論の拮抗』(世界思想社, 2006年)
- 『殉国と反逆――「特攻」の語りの戦後史』(青弓社, 2007年)
- 『「戦争体験」の戦後史――世代・教養・イデオロギー』(中央公論新社〈中公新書〉, 2009年)
- 『焦土の記憶――沖縄・広島・長崎に映る戦後』(新曜社, 2011年)
- 『二・二六事件の幻影――戦後大衆文化とファシズムへの欲望』(筑摩書房, 2013年)
- 『「聖戦」の残像――知とメディアの歴史社会学』(人文書院, 2015年)
- 『「戦跡」の戦後史――せめぎあう遺構とモニュメント』(岩波書店〈岩波現代全書〉, 2015年8月)
- 『「働く青年」と教養の戦後史―「人生雑誌」と読者のゆくえ』(筑摩選書, 2017年)
- 『「勤労青年」の教養文化史』(岩波新書, 2020年4月)
- 『戦後日本、記憶の力学――「継承という断絶」と無難さの政治学』(作品社, 2020年7月)
- 『司馬遼太郎の時代――歴史と大衆教養主義』(中公新書, 2022年10月)
- 『西岡竹次郎の雄弁――苦学経験と「平等」の逆説』(創元社「近代日本メディア議員列伝」, 2024年7月)
編著
編集- 『蓑田胸喜全集(6)国防哲学』(柏書房, 2004年)
共編著
編集- (吉村和真)『「はだしのゲン」がいた風景――マンガ・戦争・記憶』(梓出版社, 2006年)
- (難波功士・谷本奈穂)『博覧の世紀――消費/ナショナリティ/メディア』(梓出版社, 2009年)
- (野上元)『戦争社会学ブックガイド――現代世界を読み解く132冊』(創元社, 2012年)
- (野上元・石原俊)『戦争社会学の構想――制度・体験・メディア』(勉誠出版, 2013年)
- (山口誠)『「知覧」の誕生――特攻の記憶はいかに創られてきたのか』(柏書房, 2015年)
訳書
編集- ナンシー・スノー『情報戦争――9・11以降のアメリカにおけるプロパガンダ』(岩波書店, 2004年)
脚注
編集出典
編集- ^ 内川芳美記念マス・コミュニケーション学会賞について2018年6月30日 閲覧
- ^ サントリー学芸賞 福間良明教授ら3氏が研究報告 - 毎日新聞2018年6月30日 閲覧